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中国バッシング報道がもたらしたもの、中国人をバカにする日本人店員たち(高口)

2016年01月04日

昨年の新語・流行語大賞に選ばれました「爆買い」。

日本にお金を落としてくれるのだから基本的にはありがたい話のはずですが、ネガティブな報道が多いと感じている外国人が多いようです。ある香港人からは「中国人と同じに見られたくないからあまり買い物をしないように注意している」という話を聞いたこともあります。

確かにビジネス系はともかくとして、ワイドショーや週刊誌で中国人がよく書かれることはないのが現状でしょうか。この問題について、友人の在日中国人が興味深いコメントをしていたので、ご紹介します。


親中でも反中でもなく、「全力で現状維持」の台湾外交(高口)

2015年11月13日

寄稿しました。


親中か反中かは台湾政治の主な対立点ではない。ではいったい何が対立点なのか、いったい何が与党批判につながったのだろうか。

 最大の要因はずばり経済低迷だ。現馬英九政権が誕生したのは2008年。馬英九総統は民進党の経済失政を追及し、国民党政権になれば景気は回復すると訴えた。馬英九の前、陳水扁政権(2000~2008年)の経済成長率は4~6%で推移していた。日本と比べれば十分な高成長だが、1980年代、90年代と比べると2~3ポイントは低下している。では馬英九政権はというと、中国との経済協力で成長率回復を狙ったはずが、成長率はほぼ2~3%と前政権以下で停滞している。

 低成長の国ニッポンの住民としては、たんに台湾社会が成熟化した結果としての低成長に陥っているだけとも見えるのだが、台湾の友人に言わせると、かつてはアジアの四小龍と並び称された韓国が台湾以上の成長率をキープしているではないか、韓国に負けているのは政権のポカが原因なのだという話になる。

あなたの知らない中国新常識「転んだ老人を助けると訴えられる」は事実だったと人民日報(高口)

2015年10月17日

あなたの知らない中国新常識。

「転んだ老人を助けると訴えられる。」

これは2006年に南京で起きた彭宇事件がきっかけになって広まった、中国の新常識です。バス停で転倒したおじいさんを助け起こした親切な青年、彭宇くん。ところがおじいさんは感謝するどころか、おまえが突き飛ばしたんじゃ!と告訴。裁判所も「君が突き飛ばしたんじゃなけりゃ、助け起こす理由はないよね?だから有罪」という驚異の一審判決を下し、大変な話題となりました。

その後、「本当は彭宇くんが突き飛ばしていた。彼が一審判決後にネットマーケティング企業に依頼して事件を大騒ぎにして無罪を勝ち取ろうとしていた」などという裏話も出て、大変カオスな状況となっているのですが、ともかく「転んだ老人を助けると訴えられる」は中国の新常識として定着してしまったわけです。なので善良な人でも助けおこさないとか、助け起こす前に現場写真をスマホでとっておいて、自分の責任じゃないという証拠を確保してから助け起こすとか、人情砂漠な状況に。

スパイの定義わかりますか?中国「反スパイ法」と特定機密保護法の共通点

2015年10月16日

中国で日本人が「反スパイ法」容疑でとのニュースが話題になっている。日本がスパイ行為を行ったのか?どんな行為を?あるいは中国のでっちあげか?などなどさまざまな憶測が飛び交っている。だがそもそも中国ではどのような行為がスパイと見なされるのだろうか。本稿では「反スパイ法」の条文から「中国におけるスパイとはなにか」を考えてみたい。

中国にも選挙はある!私が目撃した独裁国家の選挙(高橋)

2015年10月15日

「中国には選挙がない」とはしばしば聞く話ではないだろうか?

だがこの言葉は正確ではない。実は中国にも選挙“制度”はちゃんと存在しているのだ。どんな選挙制度が存在するのか、そしてそれにもかかわらずなぜ「選挙がない」ように見えるのか、考えてみたい。

新型iPhone発売という世界的お祭り、その裏に透けて見える中国社会(高口)

2015年09月24日

ニューズウィークに寄稿しました。

iPhone 6s、中国人は「ローズゴールド」がお好き

毎年定番のiPhoneネタ及び今年の新トレンド、そしてiPhone狂騒曲を通じて見えてくる中国社会のメンツ消費&税金問題を取り上げました。


今や年に一度の世界的なお祭りとなったアップルの新型iPhone発売日だが、iPhone 6sとiPhone 6s Plusの発売がいよいよ明日に迫った。中国でも米国や日本と同じタイミングで発売される。毎年似たような騒ぎが繰り返されるだけに、原稿を使い回してもバレないのではないかと邪心がよぎるほどの定番イベントだ。来年以降もしっかりと使い回せる、永久保存版の原稿をお届けしたい。

続きはニューズウィークのサイトでご覧下さい。

習近平体制の「ステマ」プロパガンダと「反・反体制」のキーボード戦士たち(高口)

2015年09月17日

ニューズウィーク日本版ウェブコラムを更新しました。
 
なぜ政権寄りのネットユーザーが増えているのか
習近平体制の「ステマ」プロパガンダと「反・反体制」のキーボード戦士たち


2015年9月11日、中国共産党中央政治局常務委員会で「社会主義文芸の繁栄・発展に関する意見」が可決された。プロパガンダの担い手となる作家の育成、支援を指示する通達だが、その中に「大々的にネット文芸を発展させよ」という文言がある。ネット作家、ネット漫画家、ネット評論家はすでに、中国共産党のプロパガンダを担う重要な一角を占めているわけだ。

筆者はこの9月に、習近平政権のネット世論対策と中国社会の変化を描いた著書『なぜ、習近平は激怒したのか――人気漫画家が亡命した理由』(祥伝社新書)を出版した。同書にも詳述したが、ここでは「ネット文芸プロパガンダの今」と「中国ネットのムードの変化」を紹介したい。

続きはニューズウィークでご覧下さい。


 

漫画を描いていたら祖国に捨てられました……中国人「亡命」漫画家・辣椒とは(高口)

2015年09月11日

2015年9月2日、拙著『なぜ、習近平は激怒したのか 人気漫画家が亡命した理由』が発売されました。かつて「中国を変えるのでは?!」と期待を集めていた中国のネット世論。それがなぜわずか数年で見るも無惨に衰退したのかという問いを切り口として、習近平体制の性格と中国社会を読み解く一冊です。

同書でイラストを提供してくれたのが中国人風刺漫画家にしてネットオピニオンリーダーの辣椒。各章冒頭にはインタビューも掲載しています。この記事では彼について紹介したいと思います。

江沢民復活!葬式イベント出席で健在アピール=対照的に老いゆく胡錦濤(水彩画)

2015年09月10日

江沢民が葬式に出た出ないで騒いでいるのは多分日本でもそうそういないでしょうが、とりあえずお知らせしておきます。

張震同志の遺体、北京で火葬(新華社 2015/9/9)

新華社の報道で「江沢民、胡錦濤らが、葬送曲の元、ゆっくりと歩いて張震同志の遺体の前に立ち、張震同志に3度頭を下げ……」とあったので、驚いて『新聞聯播』を見に行ったら、確かに列席していました。

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