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みんながあきらめたサッカー中国代表=予想外の大健闘でドイツと引き分け

2009年05月31日

 2009年5月29日、上海市でサッカーの親善試合・中国代表対ドイツ代表の試合が行われました。結果はおおかたの予想を覆す1対1の引き分け。中国代表は蒿俊閔が、ドイツ代表はポドルスキーがゴールをあげています。

 さて中国サッカーといえば、近年は泥沼の低迷状態。南アフリカワールドカップ予選では最終予選にも進出できずに敗退、開催国として迎えた北京五輪も一勝も挙げられない惨敗。ついでに本ブログでも伝えたましたが、ACLでも参加4チーム全てがグループリーグ敗退といいところなし。

 A代表監督にして五輪代表総監督であったペトロヴィッチ監督が解任された後、半年近くも新監督が決まらないという混迷ぶりでしたが、このたび高洪波監督が就任。この試合が初戦となりました。

 戦前はドイツ代表の人気が圧倒、中国代表には誰も期待していないような状態だったようです。レコードチャイナの記事では、前日練習では2000人ものファンが集まったのに、ドイツ代表に続いて中国代表の練習が始まるとみんな帰ってしまい、たったの8人しか残らなかったという「事件」があったとのこと。代表への絶望、ここに極まれり、ですね。

 さて皆々の予想を覆して、ドイツ相手に引き分けという好成績をあげただけに、メディアやブログも一気に色めきたっています。手のひら返しとはこのことですね。とはいえ真価を問われるのはこれから。6月1日に河北省秦皇島市でイランと、6月4日に天津市でサウジアラビアとの試合が予定されています。ワールドカップ最終予選を控えての調整試合だけに本気モードで来ることは間違いなし。お遊び半分のドイツ代表以上の強敵ではないでしょうか。この2試合で「いいサッカー」を見せれば、2014年ワールドカップへの光も見えてくるだけに注目です。

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