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内弁慶でも世界企業になれる中国の広さ=百度がヤフーに肉薄、世界シェア2位うかがう

2010年07月29日

中国最大手検索サイト・百度がじりじりとシェアを伸ばしており、世界2位に間近だそうです。

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ロイター通信が26日に報じたところでは、米国の市場調査会社ストラトジー・アナリティクスが今月23日に公表した報告書から、グーグルの検索エンジン世界シェアは1.4ポイント下がり、69.7%に。一方、百度はグーグルの中国撤退を受け、シェアを4.6%にのばし、2位のヤフー(5.4%)、3位のマイクロソフトのBing(4.8%)に迫る勢いだという。

検索エンジンの市場は、先進諸国ではすでに飽和状態となっており、成長著しい中国などアジアが注目されている。なお、百度は中国国内のインターネット検索エンジン市場では、70%を超えるシェアを握っている。

グーグル撤退後の中国の検索市場、百度のシェアがMSやヤフーに急迫―SP華字紙(Record China) - Yahoo!ニュース

百度は日本語サービスも展開していますが、トラフィックなどたかがしれているでしょう。つまりほぼ中華圏のみで世界5位の成果を上げているわけです。

中華企業には似たような話がいろいろあります。中国チャットソフト最大手・騰迅(Tencent)もその一つ。

ク イズ:時価総額で世界トップ3のインターネット企業はどこか。 GoogleとAmazonを思い付けば2つは正解、しかしアメリカ人読者で3番目がわかる人は少ないと思う。私も1年前はもちろん知らなかった。 eBayでも、Yahooでもない。それはTencentだ。

シリコンバレー企業がTencentについて知っておくべきこと
先日、Yahoo!Japanと提携したアリババなんかも、海外展開はまだまだこれからですが、すでに「B2B世界最大手」の称号を手にしていたり。

「人口多いだけじゃん!」「この内弁慶野郎!」といじめてもいいのですが、人民元切り上げやインフレ期待なんかを考えると、中国を抑えているだけで、十分世界と戦えるようになるんじゃないでしょうか。まさしく「地大物博」(中国は広大な領地を持ちあらゆるものがそろっていると自慢する言葉)ってやつですね。

10年後には日本の有名ITサービスにも、中国系企業が食い込んでいるかもしれませんね。
(Chinanews)

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