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アンビリーバボー!中国人が見た日本の不思議=ブログ「松永英明の絵文録ことのは」紹介。

2010年08月21日

中国にも詳しい人気ブロガー・松永英明さんのブログ「松永英明の絵文録ことのは」。最近、興味深い記事がありましたので、ご紹介。 元文は年始に『日本新華僑報』に掲載された記事だそうです。

中国人が語る「日本で暮らして不思議に思うこと」の全訳


第1の不思議:巨大で知能指数の高いカラス

日本に来たら、この地のカラスの大きな恐怖に遭うことになる。ここの全身漆黒のカラスの体型は、中国のカラスの倍くらい大きい。鷹と同じくらいである。雄鶏と同じくらいだという人もいる。日本に来たばかりの友人はみなびっくりして飛び退く。 しかも、その知能指数は非常に高く、中にはいつくかの簡単な挨拶の発音を聞き分けられる日本人もいる。また、日本人は動物を殺さないのでカラスがのさばっている。日本のゴミ収集日にはカラスがゴミの上にやってきて人を恐れもしない様子が見られる。ゴミ箱のふたを取って中身をひっくり返して探し、簡単にゴミの封をくちばしで開けてしまう。ゴミ集積場の近くはカラスに狼藉されるのが常だ。こんな大きな被害があっても、カラスを駆除することはない。追いやるだけなので、結局は人が怖くないと思わせてしまい、ひどいときには人を攻撃することもある。


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これは良く分かります。地方出身者の自分も、上京時、東京のカラスの多さに唖然としたものです。大きさも地方と比べても大きいのかも……。都市部は栄養が良いですしね(笑)。高級割烹の残飯は田舎では食えません。人を恐れないというのも、その通りだと思います。我が物顔で、ゴミ集積場をメチャメチャに荒らしている場面などに出くわすと、焼き鳥にして食ってやろうか!などと思うこともしばし。腹立つんだよなあ。何かの番組で観ましたが、カラスは脳の容積が、 鳥類としては非常に大きいとのこと。中国のカラスと比べてどうなんでしょうかね。

第3の不思議:自殺・過労死が常に起こっている

「過労死」とは文字通り働きすぎが原因で死に至ることだ。日本社会の競争は激烈で、仕事のストレスも非常に大きい。仕事の疲労があまりにも大きくて死亡し たというニュースはいつも見られる。仕事に失敗したために自殺する人も多い。自殺のときに家族の子供・妻も先に殺すことがある。自分が死ねば生活を支える ことができなくなるからである。これは、日本人が本当に責任感が強く、人に迷惑をかけたくないという思いが強いからである。

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これは立派な日本の社会問題です。労働時間の長さもさることながら、思考性、精神性も大きく関与しているような気がします。自分一人で色んな問題を抱えきってしまう傾向は、他国の人間より強いのかも知れませんね。もちろん、責任感が強いとも言えますが、亡くなってしまっては元も子もありません。

武士道なんかの美的精神とも、つながるところがあるんでしょうか。過剰労働にともなった鬱病や精神疾患も、日本は非常に多いという統計も出されています。ただ、死ぬときに一家心中する、比率は……。ああ、でも他国より多いかもですね(データが無くてすいません)。

第10の不思議:自動車の騒音を大きくするために100万円以上の改装費をかけること

自動車の騒音を大きくすればするほどかっこいいと思ってる人が多くいる。そういう人たちはマフラーを改造してうるさくする装置をつける。それ以外にもいろ んなところを改造して、自分の自動車の騒音が大きくなるようにする。日本に来たとき、自動車の音を聞いてトラクターが三台もやってきたのかと思ったら、実 は最高級品のよい車で、持ち主がカーマニアだったということがある。
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うんうん、いいとこに目をつけてます。書いたのは、日本の湾岸線峠沿いに住んでいた中国人の方かも知れないです(笑)。しかし、この中国人が不思議に感じる、自動車のチューンナップ文化。案外、日本の独自文化として、海外でも多くの信奉者やファンを生んでいるのです。

10年ほど前に初作が公開された米映画で、「ワイルドスピード」と いう有名なカーアクション映画があります。LAを舞台にした、日本で言ういわゆる「走り屋」映画なのですが、出てくる車は日本車ばかり!RX-7、スープラ、スカイライン、シビックなどなど、フルチューンされた往年の名車達が、西海岸を爆走!(笑)。いやあ、熱い映画でした。ヴィン・ディーゼルというアクションスターもこの映画がきっかけで世に出ましたし、続編も作られたことから、そこそこヒットしたのではと推測します。



もちろん、元ネタである、その手の漫画やアニメなども翻訳版が数多く売れているようで、日本国内にも、それなりのお金が落ちていることでしょう。この話題に関しては、日本の多様なカルチャー、コンテンツに対する驚き、とも読めそうです。まあ、確かにあの騒音はトラクターと勘違いしますよね(笑)。




というわけで、中国人が語る「日本で暮らして不思議に思うこと」の全訳をご紹介しました。残る指摘も結構面白いので、興味ある方はリンク先をどうぞ。


(kenya)

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