中国、新興国の「今」をお伝えする海外ニュース&コラム。
2010年09月28日
女性がどうやって小便器を使うのさ?!というのを解説したのがこの図。筒のような器具を股間に押し当て、便器に流すのだとか。「全女子学生が小便器を使用すれば1日当たり160トンの節水になる!」とのうたい文句も。ただ使い捨てとはいえ器具を股間に押し当てるのは不衛生な気がする、慣れないという理由で大不評なんだとか。
「女性に立ちションは難しいだろ、中国はすげぇ、すごい発明や」と思ったのですが、ググってみたところ、サイト「ProjectG/マイノリティの交差点」の記事「立ち小便とジェンダー 2 女性の立ち小便今昔物語」に完膚無きまでに論破されてしまいました。
日本であれ、世界であれ、かつては女性の立ちションはむしろスタンダードなスタイルだったとのこと。日本でもTOTOが女性用小便器を発売、東京五輪の時には国立競技場に設置していたそうで。サイト「世界のトイレ情報」にはスキポール空港に設置された女性用小便器の写真も(2003年)。
星新一のショートショート(だったはず……)に、カギがかかったトイレで女性が死んでいる密室殺人事件が発生。オチはというと、男性のように立ちションができないことに絶望したフェミニストの活動家が自殺した。というのがあったと思うんですが、絶望無用、普通にできるってことですね。
というわけで、中国のバカ話を紹介しようと思ったら、自分の無知を知ったというお話でした。