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「富豪製造マシーン」となったベンチャーボード=狂騒曲はまだまだ続く?!―中国

2010年10月27日

2010年10月26日、新京報は記事「富を作り出すマシーン」と呼ばれるベンチャーボード=1年で500人の大富豪を創造」を掲載した。以下はその抄訳。


NBP Gold / covilha


2009年10月30日にスタートした新興企業向け株式市場「ベンチャーボード」。オープン当初の上場企業数は28社。時価総額は1400億元(約1兆7100億円)だった。それから1年弱の間に上場企業は134社にまで増加。時価総額は6000億元(約7兆3300億円)弱にまで達している。

ベンチャーボードへの上場によりこの1年間で多くの大富豪が登場した。今年10月14日時点でベンチャーボードが生み出した資産総額1億元(約12億2000万円)の富豪は489人。10億元(約122億円)以上の大富豪が73人。営業日ごとに2人の億元富豪が誕生している計算となる。

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日本のITバブルを思い出させる、景気のいい話ですねぇ。うらやましー。なぜか未公開株を入手していて、こっそり大金持ちになった官僚さんとかも大勢いるんでしょうね。うらやましい限り。NBAの中国人スター選手・姚明もGPS製品メーカー・北京合衆思壮科技株式有限公司の未公開株を持っていて、数億円を儲けたとのこと。いや、これは怪しげな話じゃなくて、宣伝キャラになった報酬だそうですが。

で、このベンチャーボード上場企業の高級幹部が続々と退職しているなんていうお話も。上場から1年はロックアップ期間のために幹部は持株を売却できなかったとのこと。また退職後一定期間はやはり売却できないとのことで、やっぱりやめてしまうんだとか。賢い選択かもしれませんが、ベンチャー企業で高級幹部が一斉退職したら結構大変なんじゃない?

将来性が評価されて値がつくベンチャーボードだけに、株価の上がり下がりも他の市場激しくスリリング。中国では今後も利上げが予想されるだけに、投資家にとってもリスキーな冒険が続くんでしょうか。


*上記記事はレコードチャイナの許可を得て転載したものです。


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