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【中国コラム】お葬式からここまで分かる!元国家元首の現状、政治家の序列、意外な実力者

2010年11月24日

葬儀で見る要人動態

江沢民さん死亡説の時に使ったネタを再利用してみました。役に立つかは疑問ですが、「ブログの中の人はこういうことをやっています」と知っていただければいいかと。

「優秀な中共党員、長期に渡り試練を受けた忠義の共産主義戦士、プロレタリア革命家、政治工作と法制度に傑出した貢献をした指導者」と評され、先日亡くなったばかりの彭冲さんを例に見ていきます。

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*写真は人民網の報道。

エラい人の葬儀は、エラい人が同窓会のように集まる場となっているのは日本と同じです。他人の葬式で「オレも早くそっち行くからな」と言い続けながら、なかなかしぶとかった森繁さんのように、齢を重ね、半ば引退状態となって露出の少なくなった大御所の健在ぶりを、わかりやすく確認できる場となっています。

江沢民さんは現在も「党と国家の指導者」扱いをされているものの、今年に入ってマスコミの扱いが悪くなったのと、大物党員の葬儀に参列しなくなったこともあり、検索してもひっかかるのは過去の業績だったりします。建国61周年の式典も欠席でした。

大物党員の葬儀記事では、出席者の名前がどのように関わったが克明に記録されるので、うかつに葬式に参列しないものなら「あ、病気だ」と勘ぐられてしまうのです。また、たまたま外遊や国内視察と重なって政務を優先させなければならない場合も欠席しますが、髪をいつまでも黒く染める江沢民さんにとっては単なる葬儀では済まないのです。

日本でこんなやらしい作業をやっているのは私くらいでしょうか。まさか、江沢民さんも日本で見張られているとは思わないでしょう。江沢民さんは元総書記ですからマークされても仕方ないんですけど。

彭冲同志の遺体、北京で火葬(2010/10/28 人民網)

彭冲同志が重病にあった期間と逝去された後、胡錦濤、江沢民、呉邦国、温家宝、賈慶林、李長春、習近平、李克強、賀国強、周永康ら同志が、病院に見舞いもしくは各種方法で逝去に深い哀悼の意を遺族に表した。
依然として、江沢民さんが政治局常務委員の列に割り込んで、序列2位である事が分かります。見舞いに行ったのと、行っていないのをごちゃごちゃに書くのは江沢民さんが行けてないのをここでは曖昧にしておきたいのかもしれません。

   *当記事はブログ「中国という隣人」の許可を得て転載したものです。

ただ、江沢民さんが葬儀に参列していた頃は、胡錦濤大先生と並んで写真が掲載される事が多かったので、大先生のソロという時点で分かってしまうのが残念。

午前9時ごろ、胡錦濤、呉邦国、温家宝、賈慶林、李長春、習近平、李克強、賀国強、、(現役政治局委員)王兆国、王岐山、回良玉、劉淇、劉延東、李源潮、張徳江、(引退した常務委員)尉健行、曾慶紅、羅干、(現役中央委員)令計画、路甬祥、華建敏、陳至立、李建国、陳昌智、廖暉、銭運録、李金華、万鋼と、(引退した古参党員)田紀雲、張万年、姜春雲、倪志福、布赫、彭珮雲、曹志、顧秀蓮、熱地、盛華仁、肖揚、楊汝岱、宋健、陳錦華、趙南起、李貴鮮、羅豪才、徐匡迪、李蒙、及び王 瑞林らが、哀悼の声の中、同志の遺体にゆっくりと向かい黙祷を行い、遺体に3度頭を下げ、遺族と握手を交わし、慰めた。中央と国家機関の関連部門の責任 者、及び同志の知人や同郷の代表も送別を行った。

同志の重病期間中に病院へ見舞いか、逝去された後に各種の方法で遺族を慰めたのは(現役政治局委員)王剛、王楽泉、劉雲山、汪洋、張高麗、兪正声、徐才厚、郭伯雄、薄熙来、(引退した政治局常務委員)李鵬、万里、喬石、朱鎔基、李瑞環、宋平、劉華清、李嵐清、呉官正、(現役中央委員)何勇、王滬寧、ウユンチムグ、韓啓徳、周鉄衣、イスマイル・ティリワルデ、蒋樹声、厳雋琪、桑国衛、梁光烈、馬凱、孟建柱、戴秉国、王勝俊、曹建明、杜青林、パバラ・ゲレク、馬万祺、白立忱、陳奎元、アブレット・アブドゥルシト、李兆焯、黄孟復、董建華、張梅穎、張榕明、孫家正、鄭万通、鄧朴方、林文キ、歴無畏、羅富和、陳宗興、王志珍、レイモンド・ホー(蝶ネクタイ)と、(引退した政治局委員)李徳生、張勁夫、黄華、鄭天翔、劉復之、楊白冰、丁関根、遅浩田、銭其セン、呉儀、曹剛川、曾培炎、(引退した中央委員)王漢斌、張震、陳慕華、雷潔瓊、王丙乾、鄒家華、王光英、鉄木爾・達瓦買提、呉階平、周光召、李鉄映、イスマイル・アイマット、何魯麗、丁石孫、成思危、許 嘉ロ、蒋正華、唐家セン、韓杼濱、賈春旺、葉選平、任建新、銭正英、孫孚凌、朱光亜、万国権、胡啓立、毛致用、王文元、王忠禹、張思卿、丁光訓、張克輝、 カク建秀、張壊西、鄧力群、中央軍委委員陳炳德、李継耐、廖錫龍、常万全、靖志遠、呉勝利、許其亮と、傅全有、於永波、王克、喬晨ら。
3回頭を下げる、というのは葬式の作法です。本気の謝罪でしかほぼ見られない光景なので、軽い気持ちでやると奴隷認定されますので注意が必要です。

先日、飲酒運転で1人をひき殺し、もう1人に重傷を負わせたボンボンが、「オレの親父を知ってるか」とデカい態度で開き直り、事態を知った父親が遺族に頭を下げたと報じられましたが、レアな出来事です。(参考記事

広州市で行われるアジア競技大会の警備に当たる警官を慰問するため、10月27日まで現地にいた周永康が出席していないのがわかります。

周永康は上海万博の警備に当たっていた警官の慰問のため上海にも赴いていたのですが、スケジュールが厳しくなるため上海に直行したのかもしれません。

万里は政治局委員のまま引退でしたが、序列は常務委員経験者の喬石や朱鎔基より上だったりします。

一方、六四天安門事件で常務委員から中央委員に降格された胡啓立は中央委員の列でもかなり後ろに置かれており、政治局委員経験者の李鉄映とならんで謎の低評価です。

などと、単なる名前の羅列から、色々想像できてしまうのです。まあ、基本的には江沢民さんが葬儀に参列できない程度に体調不良であることがわかるだけでいいんですが。

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   *当記事はブログ「中国という隣人」の許可を得て転載したものです。


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