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【タイ・ニュース】「資金違法運用容疑で与党崩壊の危機」「闇クリニック閉鎖も今度は自宅堕胎手術が増加」

2010年11月28日

違法クリニック取り締りの次は出張中絶手術が……

今日のニュースはまず、与党民主党による政党助成金使途不明、及び違法迂回献金に関する判決が今月29日にも下る予定である話題から。

29日に迂回献金疑惑まで判決が下るかは不明ですが、もし政党助成金関連の判決であっても有罪の場合、与党民主党は解党命令が下り、アピシット政権は崩壊する事となります。しかしタクシン派政権時よろしく、既に受け皿となる政党を準備しているために、新首相を擁立して民主党派の政権を維持する模様。

アピシット民主党政権発足時には、タクシン派からネーウィン氏を筆頭に30名の議員が寝返り、首班指名に於いてアピシット政権が誕生しましたが、今のタクシン派では寝返り工作も難しいと予測されています。

民主党政権は軍や王党派のバックを取り付けているので当初は安泰かと思われましたが、度重なる憲法裁の暴露ビデオの流出があり、もし憲法裁がタクシン派政党を過去に2度解党に追い込んだ時と同じ基準の判決を下すならば、29日、もしかすると....!?。

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*当記事はタイのニュース、生活を現地バンコクからお届けするブログ「バンコクでコンサルティング」の許可を得て転載したものです。

もう一つのニュースは2002体の胎児が都内のお寺で発見されたニュースの続報を。

先日お伝えしていた通り、本日パイングゥン寺では、犠牲になった胎児を弔う盛大な儀式が行われました。寺院内には報道を見た多くの方が訪問し、胎児達の供養を行いました。一方で昨日警察本部のカナタット人身売買対策課副課長によると、この事件報道以降、闇クリニックでは診療所を閉じ、自宅等で中絶手術を行う訪問手術が増加しているとの発表がありました。

なんとも驚きですが、違法手術や堕胎薬による事故を防ぐためにも、早急な法制化が必要なのかもしれません。(写真はマティチョン紙から)

(執筆者・ウチャラポーン)

*当記事はタイのニュース、生活を現地バンコクからお届けするブログ「バンコクでコンサルティング」の許可を得て転載したものです。

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