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貧困から抜け出すためには?もがきつづける若者たちを奇抜な映像で描く『ワン・テイク・オンリー』―タイ映画評

2010年12月27日

『ワン・テイク・オンリー / One Take Only 』


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2001年制作 2004年日本公開


貧困から抜け出したいがために


社会の底辺で生活する人々の生活を、ある若い男女のカップルを中心に描いたサスペンス。薬の売人をするベーン(日本語字幕ではバンになっている)と体を売って生活するソムが、ある日出会い恋仲に。そして、その二人に大きな金儲けの仕事が…というストーリー。

オキサイド・パン監督らしくちょっと実験的な映像となっており、所々にそのシャープさが見受けられる。ただ、いかんせんストーリー展開が力不足だ。もったいない。最後の部分ではベーンが死にそうな人間をすぐにでも病院に運ばなければならないのにぐすぐずしているし、警察に捕まったはずなのに町中で花売りをしている少女に靴を届けたりと、かなり飛躍しているというかつじつまが合わなくなっている。

*当記事はタイ映画やタイに関する映画を思いのままに紹介するブログ「タイ映画つれづれなるままに」の許可を得て転載したものです。

感動のラストにしたかったのであろうが、ストーリーの整合性を取らないと感動はできない。だが、全体としてはそれなりに楽しめるものとなっている。

ソム役の女優ワナチャダー・シワポンチャイがかわいらしくていい。残念なことに、この人、出演した映画はこの作品が最初で最後みたいだ。英題は「人生は一度きり」という意味らしい。

原題は「ソン+ベーン 商売の練習を始める」。オキサイド・パン監督は、他に「レイン(Bangkok Dangerous)」<2000年>などを手がけている。主演のパワリット・モンコンビシットも同作に出ている。



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出演:パワリット・モングコンビシット
ハピネット・ピクチャーズ(2004-06-25)
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(執筆者・asianet)

*当記事はタイ映画やタイに関する映画を思いのままに紹介するブログ「タイ映画つれづれなるままに」の許可を得て転載したものです。



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