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<中国的2010年新聞>中華マスコミ頻出の流行語トップ10=日本アニメ由来のネットスラングまでランクイン

2010年12月31日

年末の定番企画といえば、やはり「今年の10大ニュース」。ちょっと出遅れましたが(笑)、中国メディア、ニュースサイトのちょっと気になる10大ニュースを拾ってみたいと思います。


上海世博会-中国馆 / 凌智(LingZhi)-Suzuki-


第二弾は中国共産党の機関紙・人民日報が選ぶ「2010年中国メディア10大流行語」です。

調査は2010年1月1日から12月20日までのマスメディア報道データベースを分析して実施されたもの。で、この1年間、最もマスコミに登場する頻度が高かった単語10個を特定したそうです。

・地震

ハイチ地震と青海地震、中国内外の2つの地震でランクイン。

・上海万博
史上最多7000万人を達成した上海万博。学生や国有企業従業員を動員したなどとも陰口をたたかれていますが、メディアでの宣伝もすごかった!岡本真夜さ んの曲をパクったテーマソングも「開幕30日前カウントダウン記念ソング」という扱いでした。どれだけテーマソングやらイベントを連発していたのやら。

・広州アジア大会
同上。

・高速鉄道

今年も各所で高速鉄道が新たに開通しています。中国の旅が便利になるのは大歓迎なのですが、海外での日本新幹線との争いを考えると……。

・低炭素
上海万博の追い風もあり、エコが新たな話題となりました。

・マイクロブログ
新浪微博を筆頭に、中国国産マイクロブログが一気にブレイク。Twitter、フェースブックを閉め出し、マイクロブログでも中国国産サービスの天下が築かれたといっていいのではないか、と。フェースブックは参入を図っているようですが、今からの逆転は相当厳しそう。

・通貨戦争
人民元切り上げ問題は中国メディアも大いに注目するところ。一般人も「切り上げれば失業率が上がる」と不安に思う人が多いようです。

・嫦娥二号
10月1日の国慶節に打ち上げ。打ち上げまでは大々的に喧伝されたわりには、その成果についての報道は少なくちょっとしょんぼり。次は月面無人探査機打ち上げなので、そちらに期待でしょうか。

・第12期5カ年計画
2011年から第12期5カ年計画がスタートします。来春までに各種数値目標が出そろうはず。ビジネスに、市民生活に、いろいろと影響がでるだけに気になりまくりではありますが……。

・「給力」
今年最大級(?)の流行語。ネット民ばかりか、メディアまで多用するようになり、ついには「あのおかたい人民日報まで使った!」なんて話題になったことも。盛り上がったりもしました。で、この言葉が、なんと日本アニメ『ギャグ漫画日和』が起源というから驚きです。

「すごい」「イイネ!」に相当する「給力」という言葉を見るようになった。これはなんと日本のアニメ「増田こうすけ劇場 ギャグマンガ日和」の1話「西遊記 ~旅の終わり~」の海賊版中国語吹き替え版の中から登場した。


中国、今年の流行語大賞は「????」
(Chinanews)
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