中国、新興国の「今」をお伝えする海外ニュース&コラム。
2011年02月04日
胡錦濤のお仕事
まずは胡錦濤主席から。2月1日・2日には河北省保定市を訪問。農村の共産党幹部、民草とともに新春を祝ったそうです。上の写真は村民と一緒に太鼓を叩く胡主席。気乗りしないのはわかりますが、笑顔でお願いします!
*画像は房博士の報道。
で、武装警察の連隊を慰安訪問。一緒に餃子を包んでみたりして。やっぱりなんだかぎこちない感じですね。
温家宝のお仕事
一方、「影帝」(俳優王)と絶賛(?)されている温家宝首相は見事なもの。
*画像はTOMニュースの報道。
農民宅に乗り込み、肉団子タマゴスープを作ってあげる温首相。ウサギ年だからウサギのエプロン!
*画像はTOMニュースの報道。
数軒の農民の家をわたり歩き、新年のあいさつをしたり、生活ぶりを訪ねたり、一緒に飯を食ったりと大活躍。
温首相は首相就任後、2004年から2011年まで7年連続で、旧正月は農村や出稼ぎ農民を訪ねるパフォーマンスを披露。一度は「給与がまだ支払われていないのです……」と訴えた出稼ぎ農民の訴えを聞き、幹部を叱責。わずか1日で解決するという水戸黄門ぶりを発揮したことも。
わざとらしいパフォーマンスは嫌い!という方も多いでしょうが、「政治はこういうことにも気をかけていますよ」というアピールは悪くないと思っています。米国だってブッシュ元大統領がクリスマスにイラクを電撃訪問、兵士のために手ずからチキンを切り分けるというパフォーマンスをやっていましたし。
日本も見習ってもいいのでは、と思いましたが、そういや今の首相は「かいわれをもりもり食べる芸」で天下をつかんだ人でしたっけ?パフォーマンス力には定評がある(?)。あー、あのかいわれパフォーマンス、毎年やってもらえないものでしょうか。