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停戦合意後も衝突継続=PADが11日に首相府占拠か?!―タイ・ニュース

2011年02月08日

停戦合意後も衝突継続、PADが11日に首相府占拠か?!

2月8日のニュースはまず、黄服(以下PAD)が今月11日に大規模なデモを実施する予定だと発表した話題から。

PADの実質的リーダーであるジャムローン氏によると、政府のカンボジアへの弱腰に抗議するために大規模デモを行い、都内の重要施設を占拠する考えだとか。おそらくその重要施設とは首相府の事だと思われますが、具体的な目標は今の所明らかにされていません。

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ネーオナー紙の報道。

アピシット首相は6日のテレビ会見の中で、無茶な要求を突きつける割に、政府との話し合いに応じようとしないPADに対してPADの目的は他にあると発言。

*当記事はブログ「バンコクでコンサルティング」の許可を得て転載したものです。

タイの一部メディアでも、PADが混乱を起こし、それに対して軍の一部がクーデターを起こすのでは!?と、今後の動向に注目が集まっています。そんな中、昨日首相府ではお抱え風水師の指導による大規模な庭の植木などの配置換えを決行。

どうやらアピシット政権は風水師に政権の未来を託した様です。半ば冗談の様な話しですが、タイでは政治的分岐点に際して、よくこの様な事が行われます。

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マティチョン紙の報道。

一方で先日お伝えしたタイ・カンボジア両国軍による戦闘は一旦5日に停戦合意がなされたものの、その後2度に渡って交戦状態に陥り、現在も散発的に銃撃戦が発生しています。これにより現在までの死者はカンボジア側5名、タイ側2名となり、負傷者は数十人に上ると見られています。

またタイ側では地域住民15,000人が現在も避難生活を強いられています。

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Nation紙の報道。

カンボジア側は紛争の解決に向けて7日、国連に対し平和維持軍の派遣を要請。インドネシア外相を中心としたASEANによる調停もカンボジア側は歓迎の意を表しています。皆様もご存知の通り、ピレアビヒア遺跡周辺は国際司法裁判所による判断でも完全なカンボジア領。カンボジアは公的機関による仲裁を希望していますが、アピシット政権はこれらを一切拒否しています。

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ポストトゥデー紙の報道。

なぜにPADがこの様な行動に出ているかは、分かり易いと言えば分かり易いのですが、ここに書くとこのブログが無くなってしまうかもしれないので、悪しからず。

カンボジア・赤服・PADに八方ふさがりのアピシット政権。やれる事は風水だけなのでしょうか....。

*当記事はブログ「バンコクでコンサルティング」の許可を得て転載したものです。

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