• お問い合わせ
  • RSSを購読
  • TwitterでFollow

またまた不思議倒壊事故=立体交差橋が120メートルに渡り落下―中国・浙江省

2011年02月22日

2011年2月21日、浙江省紹興市上虞市の春暉立体交差橋で倒壊事故が発生した。120メートルに渡り橋が倒壊。トラック4台が転落、3人が負傷した。22日、東南早報が伝えた。

20110222_zhejiang
*画像は東南早報の報道

事故原因については現在、専門家が調査を進めている。東南早報は「車が重すぎた?それともおから工程?」とのタイトルで記事を報じた(おから工程は手抜き工事の意)。


以前から中国では各地で「ありえない倒壊事故」が相次いでいる(中国で“ありえない倒壊”が連続=その理由とは?)。立体交差橋の倒壊事故も今回が初めてではないが(中国で“ありえない倒壊”が連続=その立体交差点崩落で6人死傷、撤去作業の違反か―雲南省昆明市理由とは?:レコードチャイナ)、工事中でもなんでもなくいきなり橋がすとーんと落ちるのは異例だろう(写真を見る限りでは支える柱が倒れ、1ブロック分の橋が落下したかのように見える)。

原因は東方早報のタイトル通り、過積載トラックの重量オーバーか(写真を見ると、1台のトラックからは黒い土砂のようなもの。もう1台からはなにか袋に入ったものが大量に散乱している)、橋の強度不足、あるいはその両方だろう。

四川大地震の小学校校舎倒壊事故で、日本でも一躍知られるようになった「おから工程」。鉄筋の「節約」、コンクリートの養生不足などの施工ミ、設計ミスなどさまざまな問題があり、その範囲はあらゆる建築物に及ぶ。先日、香港紙・明報が伝えたところによれば、営業速度及び営業路線長ともに世界一の座についた中国高速鉄道にも「手抜き工事疑惑」がかけられているという(「高速鉄道の第一人者」、汚職容疑で取り調べ=粗雑な高速鉄道急拡大路線修正か―中国:レコードチャイナ

forrow me on twitter


トップページへ


偽装建築国家
偽装建築国家
posted with amazlet at 11.02.22
岩山 健一
講談社
売り上げランキング: 383127





コメント欄を開く

ページのトップへ