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ロシア人が休暇前にケーキを振舞う理由=国ごとに異なる価値観―ロシア駐在日記

2011年03月03日

有給休暇の前のケーキってどんな意味?

今日はちょっとした日本人とロシア人の考え方の違いの話です!

ロシア人が有給休暇の前日に会社にケーキを持ってきて同僚たちに振舞う習慣についてはこのブログの中ですでに書きました。(参照リンク「「有給休暇祝い」とエジプトのサメ被害について」ロシア駐在日記)


Birthday Cake / chidorian


日本人の上司たちは「有給休暇祝い」そのものにあきれていましたけれども、最近になって気づいたのは、上司がそのケーキに込められている意味を非常に日本人らしく解釈していたことです。

「このケーキは、『自分がこれからしばらくいないので、みんなに迷惑をかけます』という意味なのかな?」


*当記事は2011年2月18日付ブログ「ロシア駐在日記」の許可を得て転載したものです。


と上司は言いました。

タチアナはびっくり!!!

100%断定できることですが、ロシア人の中にそういうことを考える人はまずいません。

「有給休暇祝い」のケーキは、自分の誕生日に会社や保育園に持っていくケーキとまったく同じ意味合いなんです。つまり、

「自分がうれしいから、みんなにその喜びを分かち合いたい」という気持ち。


「これから休むから申し訳ない」なんて思うロシア人はまずいません。

だいたい「迷惑をかける」という表現そのものもロシア語に非常に訳しにくいです。«Причинять неудобства»という訳が一番近いと思いますけれども、とても堅苦しい言い方で、日常的に使われることはまずないです。

使うなら、お客さんに対して会社単位で謝るような場合です。例えば、飛行機が遅れたことを謝るときは機内で下記のアナウンスが流されます。

Авиакомпания просит извинения за причиненные неудобства.
(航空会社はご迷惑をおかけしたことをお詫びいたします)

外国の習慣でも、私たちはついつい自分の文化の価値観や考え方で解釈してしまうんですね……。

*当記事は2011年2月18日付ブログ「ロシア駐在日記」の許可を得て転載したものです。


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