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悪魔の唐揚げと雑すぎる工業塩醤油―中国

2011年04月26日

3月の「エアロビ豚」に始まり、4月の「染色マントウ」「工業塩牛乳」と注目を集める食品問題が相次いでいます。そしてその後も続々です。


悪魔の鳥唐揚げ(2011年4月25日、千龍網


Fried Chicken / Sikachu!
*image

2011年4月21日、北京市豊台区粉桩村での事件。徐さんは道端の屋台で1歳余りの娘に鳥唐揚げを買ってあげた。と、食べて30分もすると、娘は中毒症状を示し、震えだした。すぐに病院で診察を受けたが、治療の甲斐なく女児は死亡した。


死因は亜硝酸塩中毒だった。亜硝酸塩は工業塩として用いられるほか、食品にも発色剤として使用される。量を守れば人体に害を与えるものではないが、中国では食塩より安価な亜硝酸塩を大量に使用することで起きた食中毒事件が後を絶たない。


雑すぎる工業塩醤油(2011年4月26日、新華網

3月15日、広東省広州市品質技術監督局は、無認可の闇工場の抜き打ち検査を実施。ニセの商標を付けた大量の海賊版調味料を押収、容疑者3人を逮捕した。問題の闇工場は昨年10月に操業を開始し、ニセ調味料を大量に生産していた。押収された物品の価格は計50万元(約625万円)弱になるという。

ニセ製品の製造方法はきわめて粗雑なもの。水の中に亜硝酸塩やら色素やら糖を放り込んで煮込めば完成。「黒くてしょっぱければ醤油だろ!」という考えだと思われるが、さすがに食べるとすぐにニセモノとわかったのではないか、と。

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