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棺桶を椅子にして授業を受ける子どもたち=山間部の学校の今―中国広西チワン族自治区

2011年05月01日

先日、ネット掲示板にアップされた書き込みが注目を集めている。広西チワン族自治区河池市都安ヤオ族自治県の加倫教学点(過疎地の学校)の事情を伝えたもの。

19人の生徒たちは風が吹き込む、おんぼろの教室の中で授業を受けている。そればかりか、教室は傾いており、いつ倒壊してもおかしくないという。子どもたちが授業で使っている机と椅子は各家庭から持ち寄ったもの。ある子どもは椅子がないために棺桶を椅子代わりに使っている。

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*画像は中国広播網の報道。


加倫教学点の設備が不足していることから当局は近隣の九天小学校に統合する意向を示していた。しかし、現地住民が反対。結局、現地に新たな教室を建てることが決まった。現在の教室は新築教室が完成するまでの仮住まい。現地住民の家を借りたものだという。

しかし、険しい山の中にある加倫に新たな学校を建設することは容易ではない。建設企業は山に入ることを渋ったこともあり、結局ここ4年間で作られたのは高さ1メートルの壁だけだという。河池市当局によると、現在は5月中旬の完成を目指し工事を急いでいる。

都安ヤオ族自治県は人口わずか60万人あまり。国家級貧困県に指定されているが、山がちで複雑な地形が多く、人々は分断されている。加倫のような教学点は500以上存在している。県教育局は学校の合併統合や校舎の安全補強工事などの取り組みを続けているという。



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貧困の現場
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