• お問い合わせ
  • RSSを購読
  • TwitterでFollow

「同性愛者団体が与野党に公約求める」「母親が不憫になり誘拐犯が出頭」―タイ・ニュース

2011年06月01日

「同姓婚を認可した党に投票する」同性愛者団体が与野党に公約求める

6月1日のニュースはまず、「第3の性」と呼ばれる方々が新政府に対して支援を呼びかけたというニュース。

報道によると同性愛者や性同一性障害者で作るいくつかの団体が、総選挙後に新政府を担うと思われるプゥア・タイ党と民主党に対して、自分たちの人権を認めて欲しいと支援を呼びかけました。

20110601_bangkok1
*総選挙立候補者のポスター。タイではパンダ人気にあやかりたい候補者や、あり得ない程自身の顔写真に修正を加えている候補者など、ユニークなポスターが多いです。タイポストの報道。

*当記事はブログ「バンコクでコンサルティン」の許可を得て転載したものです。

ゲイ団体のナティ代表に曰く、「現在の法律では結婚する事も婚姻者向けの社会保障を受ける事もできない。有権者の10%にあたる400万人が我々第3の性で悩む者であり、もし我々の人権保障を公約する政党があれば我々はその党に投票する。」

果たして400万人も第3の性で苦しんで居る方がおられるかどうかは定かではありませんが、組織票を利用した凄まじい、そして効果的な支援要求ですね。


母親が不憫になり
誘拐犯が出頭

そしてもう一つのニュースは、都内ラチャタウィー病院で30日に発生した赤ちゃん連れ去り事件の続報を。

先 月30日、都内にあるラチャタウィー病院で、トイレを利用する母親(17)から赤ちゃんを預かった女性(26)が赤ちゃんを抱っこしたまま行方不明になる という事件が発生しました。警察では誘拐事件として捜査を行っていましたが、31日になって容疑者の女性が赤ちゃんを連れて出頭。

20110601_bangkok2
マティチョンの報道。

無事お母さんの元に赤ちゃんが戻りました。この容疑女性によると、「抱っこしている内に赤ちゃんが欲しくなり、誘拐してしまったが、自宅に戻ったところでテレビで泣き叫ぶ母親を見て返す事にした」とか。

タイでは毎年300人近くの子供が誘拐され、そのほとんどが戻ってくる事はありません。一昨年には子供を誘拐して一人当たり5000バーツ(約13400円)で売買していた犯罪組織が摘発されました。今回の事件、赤ちゃんが戻ってきて本当によかったですね。

*当記事はブログ「バンコクでコンサルティン」の許可を得て転載したものです。


トップページへ

コメント欄を開く

ページのトップへ