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【最近の爆発】天津市政府に爆弾テロ、住宅街に爆薬密造現場、化学工場爆発で1万人抗議デモ―中国

2011年06月11日

昨日(10日)、「【最近の爆発】公安局で、派出所で、スーパーで、高速道路で……相次ぐ爆発事故―中国」を掲載したばかりなのですが、それから現在までに3件ものかなり大型の爆発事故が報道されています。いったいどうなってるの、という感じですが、たんたんとご紹介します。

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■政府ビルの敷地入り口で爆弾テロ―天津市
雲南信息報、2011年6月11日

10日午前、天津市政府入り口で爆弾が爆発する事件が起きた。犯人は白衣をきた50歳前後の男。男は手製の爆弾20発を持っており、うち4発を使用した。警備の武装警官など2人が負傷した。また目撃者によると、拳銃のようなものも所持していたという。犯行後、すぐに武装警官や警官に取り押さえられた。

匿名希望の関係者によると、男は失業した労働者。低所得者年金で生計を立てていたが、昨年6月に息子がうつ病で志望。妻とも離婚した。息子の一周忌を社会に報復する記念日と決め、犯行に及んだという。




■違法爆薬が自然発火、坑道入り口で爆発―陝西省渭南市

陝西日報、2011年6月11日

5日、渭南市潼関県の坑道入り口で爆発事故が発生。3人が死亡、6人が行方不明となった。事故は違法に製造された爆薬が自然発火して起きたもの。坑道内部には通風設備もなく電気も通じていないため、捜索活動ができない状態だという。

*補足 情報が非常に少ないのですが、おそらくは違法鉱山での事故でしょう。正規品以外の爆薬を持って、掘りにいったら爆発してしまい、坑道がふさがってしまったのではないか。事故から数日たっての発表、「捜索活動ができない」という投げやりなコメントに、県政府のやる気のなさがうかがえます。


■民家で爆薬を密造=爆発し3人死亡―内モンゴル自治区包頭市
北方新聞網、2011年6月10日

10日未明、包頭市東河区の民家で爆薬製造中に爆発事故が発生。3人が死亡、3人が負傷した。爆発が起きた民家の庭には大穴が出来ており、両隣の家屋も倒壊していた。付近数十メートルの家屋では窓ガラスが震動で割れたという。通報を受け警察、消防が駆けつけたが、救援活動中にも小規模な誘爆が続いていた。

*補足 こちらも情報が少ないのですが、「民家内で爆薬製造中」という何とも恐ろしいお話が。まあ、過激派とかではなく、工事現場や鉱山用に安い爆薬を作っていたのでしょうが……。住宅地の真ん中は勘弁してください。

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■汚染物質垂れ流しの問題工場で爆発事故=たまりかねた住民1万人が抗議デモも政府が鎮圧―浙江省湖州市

大紀元、2011年6月10日

2011年6月3日、徳清県鍾管鎮にある浙江升華集団拜克生物株式有限公司子会社の工場で爆発事故が起きた。事故を起こした化学工場は現地で有名な「問題工場」。たまりかねた住民はゴミ袋を工場入り口に積み上げ抗議。また1万人以上が集まり、鎮政府前で抗議デモを行った。

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同工場は20年以上にわたり汚染物質を垂れ流してきた。現地は歴史ある養蚕の里だったが、10年前には養蚕農家はすべて廃業したという。また河水も汚染され、畑に植えられた青菜が黄色く変色するほどの状況だ。

長年の環境汚染に加えて爆発事故まで起こした工場だが、現地政府は工場擁護の姿勢を崩さない。特別警察を出動させデモを解散させたほか、メディアの工場所在地立ち入りを妨害している。11日現在、中国メディアは爆発事故及び抗議デモについては一切報道していない。

*補足 大紀元ソースという微妙なネタですが、ネット掲示板及びマイクロブログでも相当数の書き込みが確認されるので、デモがあったことは間違いないようです。


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