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マイクロブログでワーム流行=有名人や友達が流すウイルス・ツイートで感染拡大―中国

2011年06月29日

2011年6月28日夜、中国の大手マイクロブログ・新浪微博はスパム投稿であふれかえった。サービスの脆弱性をついたコンピューターウイルス(ワーム)が広がった。その数は3万回以上に達したという。29日付東方網29日付DoNEWSを参照した。

20110629_weibo


■ウイルスの挙動

ワームは午後8時過ぎから爆発的な感染拡大を見せた。感染すると、

つぶやきやダイレクトメッセージで、

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などなど、気になるタイトルとURLをセットでつぶやいてしまうというもの。クリックすると、ワームに感染し、自分も同様のメッセージをつぶやいてしまう。

また自動的に「Hellosamy」というアカウントをフォローするようになっている。Sammyとは、2005年にマイスペースで流行したワームの作成者(参照:ITメディア)。「HelloSammy」とは2005年の事件を意識したネーミングだ。


■短縮URLは要注意

新浪側はワームの流行から1時間ほど経った午後9時すぎに脆弱性を修正。問題は収束した。しかし、ワーム感染により計3万回以上の投稿が流れたという。「V」マーク付きのVIPユーザー(認証済みアカウント)が感染したことで、ワームは爆発的に広がったと見られる。

新浪微博に限らず、マイクロブログでは短縮URLと呼ばれる省略されたURLが主流となっているが、リンク先が信頼できるサイトなのかどうかわからないのが問題点。アンチウイルスソフト大手の金山社は、怪しいリンクをクリックしないこと、短縮URLサービス企業はリンク先の安全性を担保できる仕組みを整備することが必要と提言した。


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