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「世界一安全」な高速鉄道、開業11日目にして早くも故障=蒸し風呂に監禁された乗客―中国

2011年07月11日

2011年7月10日、開業したばかりの北京・上海間高速鉄道で事故が起きた。雷雨による電線の故障が原因。2時間以上にわたり立ち往生したG151からは乗客が蒸し風呂状態となった車内の様子をマイクロブログにアップしている。

20110711_gaotie1
中国人記者のマイクロブログ


10日午後、山東省済南市付近を雷雨が襲った。その影響で給電システムに故障が発生。北京発上海行きのG151が線路上でストップしたほか、計19本に遅れが出た。

さて、今やモバイル・インターネット時代。「ふざけるんじゃねー」という乗客の声が速攻でネットにばらまかれ、話題となった。マイクロブログアカウント「財経女性記者ブログ」はその声をひろって次のようなツイートを流している。

北京・上海間高速鉄道に初の列車停止事故が発生した。北京発上海行きは全面的にストップ。10日夜、複数の消息筋は北京・上海間高速鉄道の上海行きG151が天候のため電線が接触、給電がストップし、山東省内で修理中であると認めた。事故発生から約2時間が経過しているが、車内はいまだに停電しエアコンもストップしている(上記写真は車内の様子)。乗客の話によると、完全密閉式の車内は非常に蒸し暑いという。北京・上海間高速鉄道は総工費2200億元(約2兆7500億円)。三峡ダムを超える資金が投じられ、「世界一安全な高速鉄道」とうたわれていた。
2011年7月10日 午後8時21分

開業からわずか11日目での事故に怒りあきれたという声があがっているが、これもある意味「想定内」かもしれない。以前、中国鉄道部は「車両は超安全なんすけど、線路の安全確保とか、設備とか、そっちのほうがちょっちねー」ともぼやいており、ある意味では恐るべき予見力だった、と言えるかもしれない。


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 コメント一覧 (1)

    • 1. 憂国の志士
    • 2011年07月11日 13:37
    • この程度の技術力で、日本へ売り込もうって言うんだから間抜けもいいところだな!しかも日本から盗んだ技術をね。しかし乗客は幸せだったんじゃないか?あの世へ直行しなくてすんだんだから!

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