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【高速鉄道追突事故】「死亡確認」→生存者発見→奇跡だ!混乱中の鉄道部がネタ発言を連発―中国

2011年07月25日

昨日、記事「運転士の研修期間はたったの10日?!怒れるネット民、プロパガンダ記事をやり玉に」で、過去の高速鉄道関連報道が引っ張り出され、ネット民の批判を浴びていると紹介した。前々から安全面が懸念されていた中国高速鉄道で、「予想されたとおり」の大惨事が起きてしまっただけに、ネット民の怒りは激しい。

今後もネット民は過去のさまざまなネタが掘り起こすだろうと予想していたが、どうやらそのヒマはなさそうだ。批判集中、フルボッコ状態の中国鉄道部が混乱しているのか、ネタ発言を連発しており、それにツッコミを入れるだけでも一苦労だからだ。

20110725_railway_accident_1
大視野の報道。


■少女の生存という「奇跡」

事故発生からまだ1日半しか経っていない25日朝、温州南駅・永嘉駅間の運行が再開された。事故対策は言うに及ばず、被害者救助も早々に打ち切り、事故車両の撤去を進めた成果だろうか。

そんな状況を象徴しているのが24日夕方、事故から20時間が過ぎた後に救出された少女。事故車両の最終検査時に発見された。めでたいニュースだが、気になるのは24日朝の報道。「生命探査機で検査した結果、生命の兆候は確認できなかった」として、はやばやと犠牲者救助を打ち切る構えを見せていた。

24日夜の記者会見では、この点をツッコまれた王勇平報道官は、「(ありえないことが)起きてしまったんだから、奇跡というしかないでしょう」という投げっぱなし発言。勝手に奇跡を量産するなとバッシングされている。

ちなみにネットには24日の事故現場での車両撤去作業の動画が公開されているが、高架から車両を落とす際に遺体が転がり出た。重機で車両をひっくり返すと遺体が飛び出てきたと噂されている。


*問題の動画。10秒と2分56秒に問題の遺体が飛び出す個所がある。鮮明ではないので、遺体かどうかまでは確認できないように思うが、中国のネットでは「遺体を運び出さないまま撤去作業が行われた」ととらえている人が多いようだ。


■事故隠しじゃないよ!作業の邪魔だから埋めたんだ!

さて、すばやすぎる撤去作業の最中、残骸の一部は現場に穴を掘って埋められてしまった(産経新聞)。事故原因の究明をするヒマがあったようには思えないのだが……。一時は「撤去作業用のクレーンを設置するための整地作業」との噂も広まったが、24日夜の記者会見で王報道官が残骸を埋めたと認めている。

「事故隠しだろ!」との批判が渦巻く中、記者会見では埋めた理由についての質問も飛んだ。王報道官はネットを見て残骸を埋めていることを知ったと話し、現場に「なんでこんなバカな問題が起きるんだ!世界中が注目しているこの事故で隠し通せるとでも思ったのか!」と電話したことを明かした。

現場からの返答は「隠そうとしているんじゃありません。ぬかるんでいて作業がしづらいのです。他の車両の処理もしなければいけませんし。というわけで埋めました」との回答。ほんまかいなと疑いたくなる話だが、王報道官はこう言っている。

彼らの説明はこのとおりです。後はあなたが信じるか信じないか、だ。私は信じます」というもの。

6月30日に北京・上海間高速鉄道が開通して以来、王報道官は出ずっぱり、釈明しっぱなし。そろそろパンチドランカーというか、「もう、どうでもいいや~」という応答になっているのではないか。


■機密漏洩が怖いから埋めました!

この「列車残骸埋め立て事件」については、24日付米紙ニューヨークタイムズに面白い記事が載っている。コメント欄で匿名の読者の方から教えていただいたもの。

中国鉄道部によると、列車には貴重な「国家級」テクノロジーが含まれており、盗難の危険性がある。ゆえに埋める必要があったという。もっとも外国はずっと、その技術は中国に盗まれたと不満をもらしてきたのだが。

ニューヨークタイムズの取材に答えた鉄道部関係者がノリで答えてしまったのか、取材時点ではまだ「名目」が決まっていなかったのかはわからないが、ともあれ鉄道部の対応が大混乱になっていることだけは間違いない。


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 コメント一覧 (2)

    • 1.   
    • 2011年07月26日 02:51
    • 生命探査機ってのが気になるわ。
      役にたたなかったみたいだけど。
    • 2. 佳人
    • 2011年07月26日 06:31
    • 人命優先。原因究明と再発防止を徹底してやってほしいものです。

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