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厳しい監視体制が続くカンゼ=抗議デモで拘留されたチベット人たち―チベットNOW

2011年08月15日

拷問を受けるチベット人拘留者たち

写真は6月6日以降カンゼでデモを行い逮捕されたチベット人。実際にはこれまでに50人ほど逮捕されたと言われている。写真はその一部。(ウーセルブログより)

20110814_tibet

以下、8月12日付けRFA英語版より。

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カム、カンゼでは6月6日以降、ダライ・ラマ法王のチベット帰還、自由チベット、政治犯の解放等を中国政府に要求する平和的抗議デモが連続して行われた。デモを行ったチベット人のほぼ全員がその場で激しい暴行とともに逮捕されている。

*当記事はブログ「チベットNOW@ルンタ」の許可を得て転載したものです。


8月11日、その内17人が同時に解放された。しかし、多くの者たちの体には痣や傷等、拷問を受けた跡が残されていたという。現地からの報告を受け取ったインド在住の僧侶ロブサン・ゴンポはRFAに以下のように伝えた。

「17人が8月11日の午後、カンゼ中級法院により解放された」

「ほとんどの者たちの体には激しい撲打や拷問の跡である痣や傷が残されていた……罰金は課せられなかったが、彼らの健康状態は非常に悪かった」

「中国当局が一般人の大きな歓迎集会を禁止したので、彼らは主に家族の歓迎を受けただけだった」

「2日後には地区の警察に出頭することを言い渡されていた」

さらに彼は、「カンゼには今も中国の保安要員が大勢配備され、チベット人は厳しく監視されている」と報告した。また、別の匿名希望の現地チベット人からの報告によれば、8月8日、カンゼの状況を外地に知らせたとして拘束されていた1人のチベット人が解放された。

「彼の名前はペマ・ゴンポでギャランダ村の出身。37歳ぐらいでセタで働く商人だ。インドにカンゼの情報を流したとして7月6日に逮捕されていた」

「彼は厳しい尋問の間、激しい拷問を受けた。暴行され、天上から吊り下げられた。交互に非常に寒い部屋と熱い部屋に入れられた」

「その結果、彼は衰弱していった」

「彼の容態が悪化したので、当局は彼をセタとダルツェドの病院に送った。しかし、容態は悪くなるばかりだったので、ついに家族の元に返されることになったのだ」

という。

*当記事はブログ「チベットNOW@ルンタ」の許可を得て転載したものです。


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