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チベット人住民1000人に立ち退き強いる=跡地にはパレード広場を建設―チベットNOW

2011年08月25日

■チベット人強制立ち退き■

8月19日付けRFA英語版より。中国当局がチベット人住居地区の土地を政府関係の建物用地や商業目的用地として取り上げる。

あるチベット人からの報告によれば、中国当局は、シガツェの近くにあるチベット人の村を政府の建物とパレード広場にするために根こそぎにしている。今年4月より200世帯が移住させられているという。

チベット自治区シガツェ県ナムリン郷にある僧院の下にある村の住民約1000人が強制退去の対象となっている。

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多くの者たちはすでに移住したが、まだ居残る者たちは8月8日に「2日以内に」立ち退くことを言い渡された。

*当記事はブログ「チベットNOW@ルンタ」の許可を得て転載したものです。


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「チベット人たちは不満を県レベルに訴えることもできず、無力感の内に……多くが涙している」という。

コロンビア大学のロビー・バーネット教授は、他のチベット地域における強制立ち退きの話について語る。「青海省青海湖地域ではホテルやゴルフコースを備えた観光地を造るために遊牧民を追いだそうとした。しかし現在、遊牧民は移住することを拒否している」と。

4月初めに、ナムリン村の人たちはツァンポ川に近い土地に移住するよう命令された。跡地に「巨大なパレード広場」と政府の建物を造るためだ。

「各家族には1万2千元(約15万円)の補償金が払われることになっていた。しかし、実際に移住した家族にはその半分の6千元(約7万5000円)しか払われなかった。しかも、与えられた敷地は農地とするにはあまりに小さ過ぎた」という。

*当記事はブログ「チベットNOW@ルンタ」の許可を得て転載したものです。


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