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台風にまぎれて工場が汚水を廃棄、養殖魚大量死との疑惑=養殖業者が暴動―福建省

2011年09月05日

2011年9月4日、RFI中国語版は福建省を流れる川・閩江の寧徳市古田県区間で養殖魚の大量死が確認されたと報じた。全体の5~10%が死亡。昨年起きた紫金鉱業の鉱山廃液漏出事故を上回る被害となった(レコードチャイナ)。

福州市は水質問題を理由として閩江取水口の利用を一時中止。また省政府及び市政府は調査グループを結成。大量死の原因特定と養殖業者の被害補償に取り組むと発表している。

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原因はまだ特定できていないが、ある漁民は上流の南平市、三明市尤渓県に集中する製紙工場、医薬品工場が原因ではないかと話している。先日、台風の影響で大雨が降った時を見計らって、こっそりと基準値違反の排水を流したのだろうという見立てだ。

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香港の人権団体・中国人権民主化運動情報センターは、3日、汚染を疑う養殖業者約1000人が国道を封鎖して抗議。警察隊と衝突し、5人が負傷したと報じた(朝日新聞)。なお、中国本土メディアは抗議運動について報じていない。


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