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マイクロブログ運営の新浪、株価が急落=ネット検閲強化の懸念広がる―中国

2011年09月21日

2011年9月20日、米ナスダック市場では中国企業株が大きく値を下げた。大手マイクロブログ「新浪ウェイボー」を運営する新浪の株価は15.2%の急落となった。中国政府のネット検閲強化により、サービスの先行きが不透明になったことが要因になったと見られる。21日付財経網を主に参照した。

20日、国際通貨基金(IMF)は今年と来年の世界経済の成長見通しを発表した。全般的に下方修正され、中国の経済成長率も2011年9.5%、2012年9%と引き下げられた(朝日新聞)。しかし、新浪の株価は他の中国系IT企業をはるかに上回る下落幅を記録しており、IMF発表だけが原因とは言えなさそうだ。

Rodman & Renshawのアナリスト、Amit Dayal氏は、新浪ウェイボーに対する検閲、規制が強化される懸念が影響したと話している。

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*画像は新浪ウェイボー。中田英寿さんのアカウント。フォロワー数は258万人。


■マイクロブログ規制強化か=新浪総裁の発言が話題に

18日、中国デジタルメディアサミットに出席した新浪の曹国偉総裁は、ここ数カ月間、「事実とは異なるデマ」を抑制するための手法を開発していると報じた。ネットショッピングモール・タオバオの評価システムと似た、ユーザーの「信頼性」を評価するシステムを導入する予定だという(19日付サウスチャイナモーニングポスト)。

このニュースが各国メディアに取り上げられ、中国政府当局から新浪が圧力を受けているのではとの観測が広がった。例えば、共同通信は「中国版ツイッター規制へ 鉄道事故批判受け圧力か」とのタイトルでこのニュースを報じている。


■新浪の監視員は1500人?!中国ネットメディアの運営は辛いよ

政府や権力者、会社などの不正を告発するツールとして、中国ではここ数年、ネットが占める地位が高まっている。以前同様、ネット掲示板が主力であることは変わらないが、マイクロブログが急激に追い上げているという印象だ。

新浪は人力監視員(公称15人、実質1500人という説も)を増員し監視を強化しているほか、「微博辟謡(ウェイボー・デマ打ち消し)」というサービスも展開している。論証ゼロで「このつぶやきはデマでした」とコメント、各ユーザーに通知するほか、デマつぶやきをしたユーザーのアカウントを一時停止するというとんでもない権限を有している。

なお、中国マイクロブログは新浪と騰訊が二大勢力。しかし、この手の問題だと新浪ばかりが叩かれるのが常だ。フォロワー数ランキング上位は騰訊が占めていることが象徴的だが、「騰訊は芸能人のつぶやきを読むためのマイクロブログ」「新浪は一般ユーザーが発言するためのマイクロブログ」という色の違いが影響しているのだろうか。
(参照記事:Twitter1位のレディー・ガガでも17位!?フォロワー数トップ50(11年9月)―中国微博情報


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