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「はやぶさくん」に学んだ「天宮1号」=擬人化つぶやきで人気に―中国

2011年10月02日

2011年9月29日、宇宙実験モジュール「天宮1号」の打ち上げに成功した中国。有人宇宙船、月面探査機、そして宇宙ステーションと次々と宇宙開発計画を進展させている。

中国は膨大な資金を宇宙開発関連に注ぎ込んでいるが、それだけではなく他国の技術を盗用しているのではといぶかしむ声もある。先日、米宇宙開発ベンチャー・スペースX社(カリフォルニア州)のイーロン・マスクCEOは、中国にロケット開発技術が盗まれないよう対策を取っていると発言したという(時事通信)。

さて、中国が日本のロケット技術に目を向けているかどうかは定かではないが、少なくとも今回の「天宮1号」の打ち上げで、日本の「お家芸」がマネされたことが明らかとなった。


China Space Walk / Mike Licht, NotionsCapital.com



現在、映画「はやぶさ」が公開中だが、書籍化、映画化されるほどのブームを作り出した一因はツイッターにある。技術者によるつぶやきだけではなく、はやぶさ本人が書き込むという擬人化スタイルが話題となった。今では金星探査機あかつきや小型ソーラー電力セイル実証機「IKAROS」も擬人化つぶやきを続けている。
(関連リンク:JAXA漫才はやぶさ編) 

そして、中国の「天宮1号」だが、日本宇宙開発のお家芸(?)となったる擬人化つぶやきを採用している。というわけで、打ち上げ当日からのつぶやきをご紹介。

天宫一号アカウント

青空に雲がたなびいている。太陽の光がゴビ砂漠を照らし、銀の光であふれていく。今晩、ついに出発するんだ。宇宙を目指して。夜に会いましょう。

打ち上げ塔の扉ががゆっくり開いていく。ボクが見えたかな?

指揮員から「30分前準備」の指令。みんなも聞こえた?

「15分前準備」。みんなも聞こえた?

「5分前準備」。

息を止めて、「……5、4、3、2、1」「点火」「発射」……。

点火、離陸したよ……

補助ロケット分離の音が聞こえた……

わー、宇宙が見えた!本当に見渡す限りなにもないや *ノーズコーン分離

体が浮くような感じだ!ボクの体重はどこに消えたの? *ロケット噴射停止、無重力状態に

予定の軌道に突入したよ。間違いない、ここだ。中国有人宇宙ステーションの軌道だ。

宇宙をかけめぐる感覚は最高だ。ボクはここで「神舟8号」がくるのを待つよ。みんな、ありがとう。時々、宇宙での体験をつぶやくね。

地表362キロの軌道で安定運行中。すべて順調。気分は最高。

偉大なる祖国の繁栄と富強を共に祝おう!みんな、おめでとう! *10月1日、国慶節のつぶやき

結構面白い……。現時点(10月2日午後5時)で35万フォロワーを獲得しているが、今後予定されている「神舟8号」とのドッキング時など、いくつも目玉があるので、まだまだ増え続けるのではないだろうか。そのうち、各国の人工衛星や探査機がみんなしゃべりだす時代が来るんじゃないかと楽しみ。例えば、「かぐや」と「嫦娥」、日中探査機同士が月軌道上で口げんかとかできたら最高なのだが。


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