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軍人VS警官、数百人の大乱闘=戦いの発端は「立ちション」―広西チワン族自治区(金浪)

2011年10月18日

■警官「おいオッサン、立ちションしてんじゃねえよボケ!」 → 殴ったら相手が軍人でした■

ブログ「大陸浪人のススメ」と「KINBRICKS NOW」のコラボ企画「金ブリ浪人のススメ」。一つのネタについて、迷路人(安田峰俊)さんとChinanewsが別々に解説してみようという企画です。

前回から1カ月以上空いての更新となりましたが、それも作家道を邁進する安田さんが多忙を極めているため。そのかいあって、間もなく星海社から新刊『独裁者の教養 』が出版されます。ゲラをいただいて読ませていただきましたが、代表作を書くという安田さんの決意と野心がみなぎった一冊でした。特にミャンマー・ワ州の潜入記パートはすばらしく、引き込まれる内容です。

さて、今回の記事は中国人民解放軍と中国警察の乱闘事件について。

『中国で人民解放軍と警官隊が乱闘 数百人規模、交番も破壊』


同紙などによると、酒に酔った軍人が交番でトイレを借りようとして警官と口論になり、警官数十人が軍人数人を2時間にわたって暴行。救出のため軍部隊から軍車両と数百人が派遣され、警官数百人と乱闘になり、交番も破壊された。(共同)
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酔っ 払いが交番にトイレを借りに行ったと思ったら、軍人と警官が数百人規模で激突していた。何が何やらさっぱりわからない事件だが、事件があった広西チワン族 自治区の玉林市の地元掲示板を百度貼吧で検索してみたところ、本当かウソかはわからないなりに、より詳しい情報が見つかった。面白いので紹介してみること にしよう。

【玉林事件について】
原題「玉林事件」 『百度貼吧』「玉林」板

1 名前:名無し人民@デスマッチ 2011-10-17 19:55

10月15日の夜、広西チワン族自治区玉林にて軍隊と警官の深刻な衝突が発生。

夜9時、北辰×××(おそらく派出所)のある副所長が30人あまりの幹部と一般警官を連れて人民解放軍玉林駐屯部隊の軍人数名を殴打し、軍人の身分証をすべ てボロボロに引き裂き、さらに×××(おそらく派出所)に引きずり込んで引き続き殴りつけて、軍人数名は意識不明の重体に陥った。

軍人が拷問をうけて2時間後、人民解放軍が救援にやってきて、軍用車多数で北辰×××(おそらく派出所)を包囲した。

銃を持った兵士が門の前をふさぎ、×××(おそらく派出所)に軍人の釈放と下手人の引き渡しを求めた。数百人の××と××(不明。公安と武装警察か?)が現場に到着するも手を出せず、玉林市の××(おそらく公安)局長、副市長、軍の師団長、軍の政治委員などが現場におもむき仲裁した。軍人三名が重傷を負い、腰骨と肋骨を骨折。現在は玉林市第一人民医院で治療を受けている。

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2 名前:1

事件の原因について比較的正しく説明するならば、軍人3人は転職したてか間もなく(軍人に)転職予定の人物で、飲酒後に×××(おそらく派出所)のトイレを借りようとしたが果たせず。おそらくいろいろ差し迫っていて、しかも酒を飲んで自制心がゆるんでいたこともあり、××(おそらく公安)の敷地内で解決(=立ちション)した。

これを(派出所の)副局長に見られて、その後に口論と身体暴力に至り、軍人の負傷となった模様だ。

その後、軍人は携帯電話で戦友を呼び出し、一方で××(おそらく公安)は××(警官?)を応援に呼び、×××(おそらく派出所)の入り口で対峙した。おそらく軍の側の銃には弾が入っておらず、××(おそらく公安)の側も手榴弾のピンを引くことができなかった。 
※この表現、何かの比喩の可能性あり。

要するにこういうことだ。玉林市の副市長某はすでにクビになったという。


3 名前:名無し人民@デスマッチ(江西省20歳♂)
おい、このスレは河蟹されるぞ。
>>1は無理しやがって……。何がお前をそこまでさせるんだ。

※河蟹:削除のこと。


4 名前:1
>>3
みんなのためにちょっとばかりニュースを提供したいだけさ。
和諧されるならされてしまえば結構だ。

※和諧:削除のこと。


5 名前:名無し人民@デスマッチ
>玉林市の副市長某はすでにクビ
胡なんとかさんもクビになればいい。彼の責任が最も大きい。

※胡なんとかさん:おそらく胡錦濤


6 名前:名無し人民@デスマッチ
このスレは和諧されるぞー。速攻でやられるぞー。


7 名前:名無し人民@デスマッチ(広西 玉林市 16歳♂)
で、真相はどうなってんだよ?


8 名前:名無し人民@デスマッチ
兵隊になるやつも民度が低過ぎるだろ……。どこでも野外で大小便をやる男の人って(ry



9 名前:名無し人民@デスマッチ(河北省♂)
本当かうそかわからん話だから、事実関係はやはりみんなの書き込みを見てみないと。


10 名前:名無し人民@デスマッチ
ああ、この世は闇だ。人民は常に盲目状態に置かれる。俺たちは真相を知りたい……。


12 名前:名無し人民@デスマッチ
>>10
だよな……。


16 名前:1
まず、聞いた話では今回の部隊は某某の主力部隊で、陸軍甲種師団に所属していたそうだ。官兵の民度についてはそんなに責めるべきものでもないだろう。

中国の国情を考えると、礼儀正しい人を除いてはおそらく人民全体の50%くらいはどこででも立ちションするだろ?
俺だってやったことがあるわけだが……。飲んだ後は、自制心が低くなることも確かだ。

×××(おそらく派出所)の反応にしても、彼らももともとはそんなに追及したくなかったと思うんだよ。だが、例の副所長については、バックの親分たちに厳しい人間がいた。

※ここ、翻訳不正確。原文は「可能那副所長后面也是絶対不軟的」

部下の目の前で面子を失うわけにもいかないしね。一方で軍人の側も階級は決して低くなかったはずだ(連隊長か、もっと高いかも?)。

みんな面子のために口論して手を出した。ここで周囲の人間が大騒ぎするのはいけないかもしれない。
(略)


18 名前:名無し人民@デスマッチ(江西省♂)
ちくしょう。兵隊さんを殴るなんて。死んじまえ!


21 名前:名無し人民@デスマッチ
現役兵士の俺が通りますよ。

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当然の如く、中国本土メディアはだんまりを決め込んでいるが、RFA博訊網、中国政府が喜ばないニュースを流しまくる海外華字メディアがネット情報をまとめて報じている。

RFA報道によると、経緯は以下のとおり。ネット情報を整理したものであるため、誤りはあるかもしれない。

・玉博会(毎年開催されているビジネスイベント、10月23日開幕)のため、他地域の予備役軍人がやってきた。

・旅行気分で楽しくお酒を飲んで、べろべろに。

・「おしっこしたい。あ、あそこに派出所あるじゃん」トイレを借りに北辰派出所に行く。

トイレまでたどりつけずに立ちションベン

・「ざけんな!」と切れた副所長が部下30人を出撃させ、ぼこぼこに。

・「仲間がやられているぞ」と知った軍人どもが出撃。なぜか銃器を装備し、軍用車両で出発。この部隊に軍紀はないのか。到着後、仲間を返せと要求するも警察側は拒否。

「よろしい、ならば戦争だ」と軍は派出所を完全包囲。ライフルを持った兵士が周囲を警戒するなど完全に戦時モードに突入。

「武装した軍人に派出所が包囲されたぞ!」というわけで、警察の応援部隊も到着。軍と警察、数百人が一触即発の事態に。

ついに数百人が入り乱れてのバトル開始。銃を使わない理性は一応残っていたようだが、火力で勝る軍に対し、警察側が手榴弾をちらつかせる一幕もあったとか。

警察局副局長、副市長、師団長などおえらいさんが現場に駆けつけ、必死になだめる。

周りでは一般市民の野次馬がにやにや。

携帯のカメラでぱしゃぱしゃ。

中国の恥を全世界に公開 ←イマココ

ちなみに作家の荊楚さんによると、12年前にも同様の警察と軍のバトルがあったという。場所は広西チワン族自治区桂林市全州県。有料道路の料金所で軍用車が警察車両の通行を邪魔したことから、警官が軍用車運転手をぼこぼこに。復讐に燃えた軍人たちがライフルを手に突撃、派出所に向けて発砲したという。また、広西チワン族自治区ではこうした軍と警官の小競り合いはたびたび起こっていることだとのコメントも掲載されている。

この事件について「中国版ゴーストップ事件じゃないか」とツイッターでつぶやかれている人がいた。ゴーストップ事件(Wikipedia)とは1933年に大阪で起きた警官と軍人の衝突。この事件を機に軍部が国の主導権を握る転機となった。もっとも中国ではその心配はないように思う。というのも、軍も警察ももうとっくに「超法規的存在」と化しているので……。

*ネット掲示板引用部分は「大陸浪人のススメ」管理人・迷路人が担当。解説部分はChinanewsが担当しました。迷路人版解説は「大陸浪人のススメ」でお読みください。
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