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【動画】爆薬72トンを積んだトラックが爆発=関係企業の責任逃れ合戦―貴州省

2011年11月03日

爆薬70トンを積んだトラックの爆発事故だが、関係企業の責任のなすりつけ合い、死者数隠蔽疑惑などさまざまな問題が取りざたされている。


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■72トンの爆薬

1日午前11時半、福泉市を走る蘭海高速道路の検査所で爆発事故が起きた。湖南省から貴州省貴陽市まで爆薬を輸送中のトラック2台のうち、1台が「なぜか」炎上。まもなく大爆発を起こしたという。爆発地点には深さ10メートルもの大穴が開いたほか、高速道路料金所は骨組みを残してすべて吹き飛び、ビルの壁も倒壊。周囲3キロでは爆風により窓が割れ、壁が壊れるなどの被害が報告されている。8人が死亡、300人以上が負傷した。2日には周辺の小中学校6校が休校となった。

20111103_爆発_貴州省_トラック_火薬_写真_1
*画像は新華網の報道

トラック2台に積まれていた爆薬は合計72トン。1台あたり36トンを積んでいた計算で、そんなわけなかろうというツッコミもあるが、中国お得意の過積載だったのだろう。爆発地点の検査所は過積載をチェックするためのもの。中国の長距離輸送トラックは過積載の罰金を払い続けながら進む方式だ。検査というよりほとんど関所のノリというべきかもしれない。ほぼすべてのトラックが過積載なのだから。


■責任回避合戦

上海青年報によると、この爆薬は湖南省南嶺民用爆破器材株式有限公司が売り手。貴州久聯民爆器材発展株式有限公司が買い手という関係にあった。両者ともに上場企業。2日は株取引が停止された。

20111103_爆発_貴州省_トラック_火薬_写真_2
*画像は新華網の報道

久聯社は「南嶺社がうちの倉庫に運び込むという契約。当社の責任ではござらん」と主張。南嶺社は輸送を任した福泉市永遠発展有限公司は起源物輸送免許を持っている企業。「うちの責任ではないでござる」と反発している。

まあ、過積載も含め悪いのが運輸企業であることに間違いはない。高速道路代を削ろうとしたのか、規定のルートを離れての「規則違反」があったとも報じられている(聯合早報)。巨額の賠償をかわすため、運輸会社がどういう言い訳をするのかにも期待したい。さすがに「運転手が悪い」の一言では逃げ切れないように思うが。


■被害隠し疑惑

「72トンもの爆薬が爆発したのに、料金所が一つ吹き飛んだのに、ビルが一つ半壊したのに、死者8人っておかしくね?」とは誰もが疑うところ。

ネットには「200~300人は死んでいる」「病院は病室だけやなくて、霊安室までぱんぱんやで」という現地住民の書き込みがあふれているという(茉莉花革命)。写真や映像で惨状を見ると、もっと死んでいてもおかしくないとは思うが、100人以上もの死はさすがに隠しきれないと思うのだが。






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