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息子がサンタに書いた日本語風のロシア語の手紙=文化を認める大切さ(タチアナ)

2011年12月20日

■サンタさんへの手紙■

*当記事はブログ「ロシア駐在日記」の許可を得て転載したものです。


Santa Claus is coming to town
Santa Claus is coming to town / Zanastardust


ゆうきはサンタさんへ手紙を書きました。なぜか、ロシア語でした。多分、ロシアのサンタさん(ДедМороз)にはロシア語しか通じないと思ったのでしょう。

ところが、ゆうきはロシア語を読めても書き方はまだわかりません。一方日本語ならパパと毎晩勉強しているから、ひらがな・カタカナ・一年生の漢字、はそれなりに書けるようになっています。


■日本語風に書いたロシア語の文章


Reindeer drawing on Santa letter
Reindeer drawing on Santa letter / moonlightbulb
 *image

それで、サンタさんへの手紙はロシア語ですけれども、書き方はすっかり「日本語風」になってしまいました。つまり、

右から左へ。
しかもタテで。
単語と単語の間にスペースなし。
スペルも、発音のまま。

読ませてもらったタチアナは内容を理解するまでかなり時間がかかりました。


■縦書きの絵本


Dinosaur book
Dinosaur book / GerryT
 *image

ゆうきの手紙を眺めながら、あるちょっとした「事件」を思い出しました。うちに来て間もない頃、ベビーシッターは困った顔で私に相談してきました。

「ゆうくんは絵本の持ち方を間違えて、タテで読もうとしています。読みにくくてしようがないと思って何回も直してあげていますけれども、あの子また元通りにするんです。」

問題の絵本を見せてもらったら、日本から持ってきたディズニーの『ニモ』でした。文章はタテだったので、ゆうくんの持ち方・読み方は決して間違ってはいませんでした。


■日本製でも不良品?
        
「日本語はこうですよ」と説明すると、ベビーシッターは信じられないという目をしました。「ほら、絵の向きだって、タテで読むことを想定してるんでしょ?」と駄目押しをすると、ベビーシッターは頷いた。

「そうそう、この本は絵の向きもおかしい。日本製でも不良があるんだなと思いました」
 
人の固定観念って強いなとそのとき思いました。自分にとって未知の言語を母語としている子供がそういう持ち方・読み方をしているんだから、「そうか、日本はこうなんだ」と素直に考えればいいのに、「子供も間違っている」「本そのものも不良」という結論……。しかし、ベビーシッターばかり責めてはいけません。違う文化と接触するとき、私たち誰しもが、ついつい彼女と同じような考え方をしてしまうような気がしてなりません。

*当記事はブログ「ロシア駐在日記」の許可を得て転載したものです。

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