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台湾総統選のキャスティングボート握る宋楚瑜=国民党名誉主席が協力呼びかけ(FMN現地レポート)

2012年01月12日

2012年1月14日、台湾では総統選挙が実施される。現地を取材した中国ニュースサイト・自曲新聞のレポートをご紹介する。


Election Day!
Election Day! / Prince Roy
*画像は親民党の宋候補。


■FMNとは?

自曲新聞(FREE MORE NEWS)は、 TwitterFACEBOOKを活用してニュース・キュレーションサービスを提供している中国関係の体制外メディア。独自レポート、独自リポートも発表するほか、海外メディアの取材コーディネートなども手がけている。

現在は中国語と英語でサービスを提供しているが、今回、新たな試みとして台湾総統選の取材レポートを「KINBRICKS NOW」で発表することとなった。
 

■FMNレポート

台湾中央気象局は、投票日の14日土曜日の天気は曇りか雨と予想している。台湾市民の投票意識が低ければ、天候は当日の投票率にも影響することになるかもしれない。

よって、土曜日の大統領選挙当日は全台湾が曇りや雨かもしれないから、もし民衆の投票意欲が高くなければ、当日の投票率に影響をもたらすかもしれない。国民党、民進党の両陣営は、投票率が最終的に76~80%になると予想している。

選挙戦終盤、国民党の連戦・名誉主席は選挙アピールを行った。有権者の皆様は団結して票を集め、国民党と馬英九を支持ください、と。また第三極となった親民党の宋楚瑜候補に対して、選挙から下りて馬英九を支持するよう呼びかけた。

昨日は民進党の蔡英文候補が苗栗客家庄で演説した。国民党による独断専行の政治ではなく、民進党による民主主義を尊重し他党からも人材を募った大連合政府が成立することで、台湾はより団結できると発言している。

一方、国民党の馬英九候補は専制したことなどないと強調。民衆とのコンセンサスを重視してきたが、政府は台湾を牽引する能力を持たなければならないと主張した。蔡候補の主張する連合政府とは、つまるところ総統選挙と同日投票の立法員(日本の国会議員に相当)選挙で過半数を占める自信がないことのあらわれだと批判している。

国際記者会見に臨んだ宋候補は、「台湾の政党は国民党だけではない。中台関係は国民党と共産党との関係ではありません。中国本土は国民党とだけ付き合うことはやめてください」とコメントした。

今日午前、同じく記者会見に出席した馬候補は、「大統領の身分が変わることはない。再任しても、中国本土を訪問すること、中台平和契約にサインすることはない。台湾と中国本土を統一する意思はなく、現状維持が望みだ」と発言した。


■第三極の宋楚瑜に秘策はあるのか?

各候補最後の訴えを続けているが、興味深いのは親民党の宋候補の存在だろう。宋候補は2000年に国民党を飛び出し、親民党を結成した。支持層は国民党と食い合うと見られており、宋候補が票を集めれば集めるだけ国民党・馬候補にとっては不利となる。

接戦 台湾総統選あと1週間
東京新聞、2012年1月7日

国民党の馬英九総統(61)と最大野党・民進党の蔡英文主席(55)の接戦が続いている。両候補ともに得票が過半数に達しない公算が大きく、馬総統と支持層が重なる親民党の宋楚瑜主席(69)の得票が当落を占う大きなカギとなりそうだ。

国民党は党内調査で現時点では五十万票差で勝利、民進党は党内調査で十万~十五万票差で勝利とみている。有権者数は千八百九万人で、投票率は80%近くに上るとみられ、僅差の争いが予想されている。

すでに68歳、一度は政界を引退した宋候補にとって、これが最後の総統選となることはほぼ確実だが、勝利の可能性はゼロだ。国民党からなんらかの譲歩を勝ち得て、選挙戦から撤退するという奇策はありうるのだろうか。

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