• お問い合わせ
  • RSSを購読
  • TwitterでFollow

バイク帰省の「鉄騎大軍」も出現=旧正月の帰省ラッシュで交通事故多発―中国

2012年01月18日

2012年1月23日の旧正月をひかえ、帰省ラッシュ「春運」の混雑が激化している。バイクで帰省する出稼ぎ農民、交通事故の多発などが報じられている。


 2012年1月16日、中国交通運輸部の何建中報道官は、同日、旧正月前の道路交通のピークを迎えると発表した。16日に道路交通で移動する旅客はのべ7881万人に達すると推定されている(新華網)。

その多くがバス乗客。84万台が投入され、毎日270万便が運行されているという。だが、一部では自ら運転するオートバイで帰省するという豪の者もいる。財経網は、広東省など珠江デルタから広西チワン族自治区、貴州省、四川省まで数日かけてオートバイで帰省する「鉄騎大軍」について報じた。

 20120118_写真_中国_春運_1
財経網の報道。赤ちゃんを連れてのオートバイ帰省。後部座席に座っていることから見て、夫が運転する一家3人での帰省なのだろう。

17日、肇慶市からは2万人の「鉄騎大軍」が出発。パトカーが先導し、交通安全を守った。沿線には無料休憩所、オートバイ修理スポット、簡易医療所などが設置され、ボランティアの大学生らが出稼ぎ農民の帰省をサポートする。寒風の中、バイクでの帰省は危険きわまりないが、鉄道の切符は入手困難だし、バイクのほうが安いという理由で、この厳しい方法を選択する人も少なくないという。

もちろんこれだけの大人数が移動する以上、交通事故の多発は必死だ。江西省では8日から16日までの9日間で2000件以上の交通事故が発生。33人が死亡、347人が負傷した(RFA)。

関連記事:
【写真】バイク10万台の帰省ラッシュ=パトカーが先導、臨時休憩所開設―中国
「息子に会うために」中国2000キロをバイクで走り抜けた母親の感動物語
ネットユーザーが暴露!「バイク帰省客に警察が、ボランティアが手助け」の裏側


トップページへ

コメント欄を開く

ページのトップへ