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再び焼身抗議の報道、チベット人の焼身は22人に=僧院長の拘束に抗議か(tonbani)

2012年02月11日

■再び<焼身抗議> 玉樹州ティドゥ県ラプ郷 22人目■

*本記事はブログ「
チベットNOW@ルンタ」の2012年2月10日付記事を許可を得て転載したものです。


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Tibet-5434 / archer10 (Dennis) SLOW


8日、ケグド(ジェクンド、ユシュ、青海省玉樹チベット族自治州)のティドゥ県での抗議行進についてお伝えしたが、同地では僧侶1人が焼身抗議を行ったという。チベット本土での焼身抗議は22人となった。

焼身抗議は9日、フリーチベットが報じた。30代のラプ僧院の僧侶と見られる。場所はティドゥ県ラップ郷の主要道路。すぐに保安部隊により連れ去られた。生死は不明だが、おそらくまだ生存していると見られる。

フリーチベットに続き、RFA英語版もこの件を報じている。RFAによれば9日に起きた事件だというが、フリーチベットに加え、亡命政府やTIMEなどのメディアも8日と報じているので、焼身抗議は8日だったとみられる。


既報のとおり、8日、ティドゥ県ガトゥ郷ではシルカル僧院僧侶を中心に1400人が抗議行進を行った。

同じく8日にはザトゥ郷でも騒動があり、1500~2000人ものチベット人がホールに集まり、宗教的儀式を行おうとしたところ、当局に妨害された。集まった人々は抗議し、チベットの自由と法王の帰還を求めるスローガンを叫び始めた。同じチベット人なのに、同胞に対して銃口を向けている保安部隊を批判する言葉もあったという。緊張が高まったが、保安部隊は発砲することはなかった。

ガドゥ郷とザトゥ郷での抗議活動を受け、ラブ僧院の僧院長とラマ(高僧)が拘束され、ジュグンドに連れ去られた。ラプ僧院の僧侶や現地チベット人たちは、「もしも今日(8日)中に僧院長たちが解放されなければ抗議デモを行おう」と相談していたという。

追記:
TibetTimesは、焼身した僧侶の名をソナム・ラプヤン(37歳)と報じている。また事件の日時は8日としている。


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*本記事はブログ「チベットNOW@ルンタ」の2012年2月10日付記事を許可を得て転載したものです。

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