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「一昔前のアニソンで好きな曲ってなによ?」中国人オタクの議論(百元)

2012年02月19日

■中国オタク的「一昔前のアニソンで好きな曲」■

*本記事はブログ「日中文化交流」と書いてオタ活動と読む」の2012年2月13日付記事を許可を得て転載したものです。


20120219_写真_中国_オタク_アニソン


■古いアニソン、新しいアニソン

中国オタクの間にアニソンが浸透してから結構な時間が経った今日この頃ですが、中国オタクの間でもアニソンに関して「古い」「新しい」といった感覚が構築されるようになってきています。

先日、ありがたいことに「最近のアニソンではない曲で中国オタク的に人気のある曲はどんな感じか?」という質問をいただきましたので、中国のソッチ系の掲示板を巡回して「中国オタク的一昔前のアニソン」に関するやり取りを集めてみました。


■中国人オタクの議論

それでは以下、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。

ちょっと前と言うか、一昔前のアニソンで好きな曲ってないかい?「聖闘士星矢」の「聖闘士神話」や「ペガサス幻想」は今でも個人的に神曲。

おお、そういうの良いね。俺は「三つ目がとおる」の「?のブーメラン」が今でも好き。わりと昔のアニメだけど、カッコイイ曲だと思う。

昔の名曲なら「デジモナドベンチャー」の「Butter-Fly」。今でも日本語で歌えるし、歌詞の意味もしっかり把握してるぜ!

古い方の「鋼の錬金術師」の主題歌は名曲が多いけど、「UNDO」が特に好きだ。あのロックなリズムがスバラシイ。

「ドラゴンボールGT」の「DAN DAN 心魅かれてく」 はドラゴンボールの主題歌の中でもかなり良い方だと思う。GTは続編としては不満もあるかもしれないが、主題歌は別に評価するべきじゃないかなー

「ドラゴンボール」だと、「魔訶不思議アドベンチャー!」と「ロマンティックあげるよ」が好きだ。大人になってからは「ロマンティックあげるよ」が特に好きになった。

やはり「SLAM DUNK」は外せないだろ。「世界が終るまでは…」は今でもカラオケで歌ってしまう。あと、「マイ フレンド」や挿入歌の「ENDLESS CHAIN」も名曲。

「SAMURAI DEEPER KYO」の「青のレクイエム」かな。あのOPに出会わなければ作品にハマっていなかったと思う。

そういうのってあるよね。私にとっては「灼眼のシャナ」の「緋色の空」がそれ。シャナをずっと追っかけたのも、ラノベにハマったのも間違いなくこれがきっかけだ。

「グリム名作劇場」の「虹の橋」が大好き。最近のJ-POP系のアニソンではないんだけど、非常に心に残っている。知らない人にはぜひ聴いて欲しいね、歌詞の意味もスバラシイよ。

「グリム名作劇場」のOPは良かったよね。私は確かCCTV7で90年代に放映していたのを見た記憶がある。簡単なメロディなんだけど、美しい歌。

「ふしぎの海のナディア」の「ブルーウォーター」は今でも俺の心の名曲。

最近のアニソンも悪くは無いけど、ちょっと忙しいというか難しいというか。俺はちょっと昔のアニソンが好きなんだよね。「燃える!お兄さん」の「ドリーミー・ドリーマー」とかわりとオススメだから聴いてみてくれ。あえて言えば、不思議な癒し系っぽい感じな曲。

俺はあんまり古いアニソンは知らないしな……と思ったが、よく考えてみると「NARUTO」の初期の曲とかは古めになってしまうかな?ってわけで、「NARUTO」の「GO!!!」と「ビバ★ロック」を挙げてみよう。あと「疾風伝」では「ブルーバード」が評価高いよね。

なるほど。そう言えば、その辺の作品も放映期間的に最初の方の主題歌は古いアニソンになるか。じゃあ「ONE PIECE」の「ウィーアー!」や「BRAND NEW WORLD」、「memories」とかもそうなるかな。あと「ONE PIECE」は挿入歌の「Dear friends」も好き。

じゃあ俺は「BLEACH」の「rolling star」と「Life is Like a Boat」と「ヒトヒラのハナビラ」で。

時期的に微妙かもしれんが「聖闘士星矢」の「冥王ハーデス編」の歌はどう?私は「地球ぎ」が好きなんだけど。

「SLAM DUNK」なら「君が好きだと叫びたい」や「あなただけ見つめてる」も良い。当時「SLAM DUNK」の主題歌はどの曲もテープを何度も何度も聴いたよ。

古典的アニソンの名曲なら「北斗の拳」の「愛をとりもどせ!!」は重要だよね。最近は「北斗の拳」を見ていないオタクも少なくないということに時代の流れを感じてしまう。

「名探偵コナン」の主題歌についてはまだ出ていないかな。私は「運命のルーレット廻して」、「STEP BY STEP」、「願い事ひとつだけ」とかが好き。コナンもいい曲多いけど、女性歌手の歌に特にいい曲が多いという傾向を感じる。

「星空のエトランゼ」が好きな人いないかい?「What's Michael?」の主題歌なんだが、結構いい曲だよ。歌うのもそんなに難しくないし。

オタクの間ではあまり話題にならないが、「忍たま乱太郎」の「勇気100%」は名曲だと思う。小さい頃に聴いたことがあるって人結構いるんじゃないかな。あと、驚くことにこの作品は日本でいまだに放映が続いているらしいな……

昔のアニソンということですぐに思い出したのは「鎧伝サムライトルーパー」の「サムライハート」だ。実は最近になって、烈火のリョウのデザインが真田家と武田家から来ているというのに気付いたんだが、子供の頃にハマった作品に関してこういうことがあると嬉しくなってしまうね。

昔のアニメだと、「中華一番」の主題歌が好きだった。特に気に入っていたのは「息もできない」。私はこの曲からZARDのファンになった。

「ガンダムSEED DESTINY」の「Reason」が好き。SEEDシリーズはアンチも多いけど、音楽についてはそんなに批判ないよね。

「新世紀エヴァンゲリオン」の「残酷な天使のテーゼ」と「魂のルフラン」。「残酷な天使のテーゼ」の方は、天鷹戦士バージョンの中国語ダメアレンジもネタとしてはアリだな!




とまぁ、こんな感じで。


■アニソンカラオケの定番曲

ここで出ている曲は、中国オタクのアニソンカラオケの定番になっているのも多いですね。

一昔前は今のようにネットで簡単にアニソンの視聴や関連情報が手に入るわけではない時代でしたし、人気になったアニソンに関しても中国独自の傾向が出ているように感じられます。

それと、「中国オタク的に一昔前」と言っても色んな時代のアニソンが混じっているようですね。日本のアニメとアニソンは大体90年代頃から中国に一気に入ったので「作品を見た時代」に関しても、日本の感覚とは違ったものになっているようです。

とりあえず、こんな所で。例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

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*本記事はブログ「日中文化交流」と書いてオタ活動と読む」の2012年2月13日付記事を許可を得て転載したものです。

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