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ボクの妄想がシドニー大学にパクられた!優秀な中国人留学生を呼び込む裏技

2012年02月20日

日本の文部科学省、大学関係者の皆様、目を覚ましてください!!!私がこっそり温めていた「中国人留学生から金をむしる方法」について、オーストラリアはシドニー大学が先手を打って来ましたよ!


Sydney University
Sydney University / Alex U

■日本の留学生招致政策の鈍さ


日本に留学している中国人留学生の数は10万人を超えています!(レコードチャイナ)それだけの数の留学生が日本にやって来てくれるのはありがたい話。仕送りで生活してくれればそれだけ日本の経済活動に寄与してくれますし、バイトしてくれれば日本経済を支える労働力になってくれるわけですよ。

なのですが、留学してくれるのは必ずしも優秀な学生ばかりではありません。というか、一番優秀な学生は奨学金をゲットして米国、英国、香港あたりに行ってしまいますし。優秀な学生を連れてくるには、エリート狙い撃ちの高額奨学金しかないと思うのですが、日本はそのあたりのあこぎなバトルは得意ではないようです。

というか、日本の留学生向け奨学金はなんか意味不明で、やる気のないやつがおいしくお金をいただいているかと思えば、やる気のある子が全然ヒットせずにバイトに明け暮れるような状況になっていたり。いや、客観評価ではなく、私の身の回りの留学生を観察しての評価ですが。


■中国の試験成績を活用すればいいのに

そも、留学生の実力評価をどうするか、どうすれば日本に留学しやすくなるのか、というのは永遠の課題であります。で、私には腹案がありまして。それは高考(中国の統一大学入試。日本のセンター試験に類似)の成績で留学生を評価すること。現状では中国の大学に進学するか、日本の大学に進学するか、受験前に選択するわけですが、中国の高考成績で留学生を評価するように仕組みを変えれば、まず高考を受けてから、北京大に行くべきか、それとも東大に行くべきかを選べるようになるわけですね。

日本人だって、センター試験を受けてから、「うーん、この成績だと国立大学なら鳥取大学になっちゃうけど、中国だったら河北大学だぜ」とか選択肢ができたら迷うでしょ!

ついでに好成績者には学費無料、奨学金支給なんてやれば、優秀な学生が日本に来る確率も高まるわけです。というか、香港の大学はそういう技をやってまして、状元(各省・市における高考の最高得点者)をかっさらっています。


■シドニー大学の抜け駆け

で、やっと本題ですが、オーストラリアはシドニー大学が高考の成績で入学の可否を決めるという画期的制度、というか、オレの脳内プランの略奪を発表しました(シドニー大学公式サイト、英語)。なお、高考成績プラスTOEFLか、IELTSの英語評価が必要とのこと。

中国メディアの論調では、学費が年20万元(約240万円)ということもあって、「中国人から金をむしろうという策略だ!」と批判的なものが多いようですが、意外と合格ラインが低いこともあって、「中国の二流大学に入るか、それとも親に泣いてもらってシドニー大学に入るか」で悩む人は結構出るんじゃないかと予想。

こりゃ、日本も負けてる場合じゃないっすよ。シドニー大学にならって、高考の成績だけで日本の大学に受験可能にするべき。できれば好成績者は学費無料にするべき。もっと成績がいい人には奨学金もプレゼントするべき。成績が悪くても、年1000万円の学費を払えば留学できるようにするべき(中国の大学には受験に失敗しても金さえ払えば大学に入れる制度があったりします……)。

とか、結構本気で考えているのですが、文部科学省の皆様、どんなもんでしょうか?

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