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転炉の爆発事故=1000度の溶けた鉄が飛び散り、13人死亡―中国

2012年02月21日

2012年2月20日、中国大手製鉄企業・鞍山鋼鉄集団の子会社・鞍鋼重機械有限責任公司の鋳鉄工場で転炉の噴爆事故が発生した。1000度の溶けた鉄が飛び散り、13人が死亡した。中国広播網が伝えた。


20120221_写真_溶鉱炉
*画像は事故を起こした転炉。新華社。ほか写真多数。

おっさん呼ばわりされても仕方がない話だが、ターミネーター2でシュワルツェネッガー演じるT-800が溶鉱炉に沈んでいくシーンは戦慄した。まあ、ターミネーター2を見ていなくとも、そのとてつもない熱量を考えれば恐ろしさを感じるのは当たり前かもしれないが……。

中国・南京市では2011年10月に転炉から溶けた鉄(中国語で鋼水。怖い……)が漏れ出し、12人が死亡する惨事があったばかり(関連記事)。今回は漏れ出したわけではなく、溶鉱炉に入っていた溶けた熱が噴爆(噴き出す)して周囲の作業員に降りかかり、13人が死亡する惨事となった。

鋳造する金型に水が残っていて水蒸気爆発を起こしたのではないかと専門家は指摘している(中国広播網)。

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