• お問い合わせ
  • RSSを購読
  • TwitterでFollow

チベット人高校生の焼身抗議未遂=ソナム・タルギェの焼身抗議映像(tonbani)

2012年03月23日

■セルタで焼身抗議を行おうとしたした高校生が拘束される/<閲覧注意>17日レゴンで焼身抗議死亡したソナム・タルギェ氏の焼身映像■

*本記事はブログ「チベットNOW@ルンタ」の2012年3月21日付記事を、許可を得て転載したものです。


■高校生の焼身未遂

20日付TibetExpressが、カム地方セルタ(四川省カンゼ・チベット族自治州色達県)で起きた高校生徒による焼身抗議未遂を報じている。

12日、17歳の高校生ティンレは、市街地中心部の金馬広場でガソリンを体にかけ、さらに飲んで、焼身抗議を試みた。しかし、ガソリンを多量に飲み過ぎたせいで火を付ける前に意識を失い倒れてしまった。ただちに武装警官が駆けつけ、ティンレを立ち去った。今なお消息は不明だという。

ティンレの実家に立ち寄った同級生たちは、ノートに書かれた遺書と思われる文章を発見している。「三つのお願い」と題されたその文章には、「(彼の所属する)母語擁護会が盛況であり、存続することを願う。チベット人の最終的目的が達成されることを願う。困難なこの時期に内外のチベット人全員が連帯することを願う。学友や他の知人たちの努力によりチベット人の闘いが成功することを祈願する。私のように焼身することは勧めない」などと記されていたという。

ティンレは地元「母語擁護会」の主要メンバーであった。焼身抗議を試みた金馬広場は、1月24日、当局がデモ参加者に無差別発砲し死傷者が出た場所である。

■<閲覧注意>17日に焼身抗議で死亡したソナム・タルギェの映像

ボイスオブアメリカが入手した貴重な映像。



関連記事:
「中国政府は弾圧ではなく対話で問題の解決を」チベット亡命政府外相の記者会見(tonbani)
発砲事件の波紋、抗議活動相次ぐ=2008年以来最悪の状況となったチベット情勢(tonbani)
チベット人の抗議デモと発砲事件=セルタ、タンゴ、ンガバの現状(tonbani)

*本記事はブログ「チベットNOW@ルンタ」の2012年3月21日付記事を、許可を得て転載したものです。


トップページへ

コメント欄を開く

ページのトップへ