中国、新興国の「今」をお伝えする海外ニュース&コラム。
2012年04月01日
■中国の愚人節
エイプリルフールは中国語で「愚人節」という。それなりに認知度が高いお祭り(?)ではあるのだが、日本ほどではないという印象。
ググってみると、ひびが入った画像を表示して「iPhoneの画面が割れちゃった!」と驚かせるジョークアプリ、「ガム食べる?」と手渡すとバネでパチンと相手の指をはさむといったジョークグッズ(日本だと20年前のアイテム?!)、エイプリルフール用のジョークネタ指南なんかがヒットした。
個人的にちょっと笑ったのは次のような指南。「エイプリルフールに女子を誘ってお食事しよう。で、注文時に、「カップルセットを注文しようか」(情侶套餐。中国ではメニューに取り入れているお店が多い)とネタを振るのだ。相手がOKだったら脈あり。ダメでもエイプリルフールだから、で済ませ」というちょっと後ろ向きの恋愛指南である。
■グーグル中国もジョークサイトを開設!
さて、日本では「ファミコン版グーグルマップ8ビット」が一番の話題ではなかろうか。若人的にはどうかわからないが、私のようなおっさん的にはかなりグッとくるものがある。グーグルマップほどでhないが、「グーグル日本語入力モールスバージョン」もなかなかのもの。
グーグル中国もなにかやっていないかと調べてみたら、「グーグル水下捜索」というサイトがオープンしていた。
なぜかグーグルの検索画面が水没している。そこで検索してみると……ちょっと不思議なことが起きるという次第。日本語にも対応しているのでぜひぜひお試しあれ。「ファミコン版グーグルマップ」と比べると手抜き感が半端ないが、とりあえず3分ほど一心不乱にいろんなものを検索してみた。
たんなる他愛もないジョークサイトなのだが、ちょっと面白いのがドメイン名だ。2010年の「グーグル、中国本土サーバ撤退」以来、使われていなかった「google.cn」のドメインを利用しているのだ。エイプリルフールを利用しての、中国政府に対するちょっとした嫌み、といったところだろうか。
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