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ドログバ&アネルカに退団の危機?!面白すぎるお家騒動に揺れる上海申花―中国

2012年08月29日

ドログバとアネルカ、ワールドクラスの2トップを擁する中国のサッカークラブ・上海申花が資金難に陥ったとの報道が伝えられた。しかしその実態はたんなる資金難よりも複雑かつ面白すぎる状況のようだ。


上海申花主場
上海申花主場 / billibala

上海申花の財政難が発覚…ドログバやアネルカに退団の可能性が浮上
Soccer King、2012年8月29日

上海申花のコートジボワール代表FWディディエ・ドログバと元フランス代表FWニコラ・アネルカに退団の可能性が浮上した。イギリス紙『デイリーメール』が報じている。

同紙は、ドログバやアネルカなど大物選手の莫大な給与を支払っているため、上海申花が財政難に陥っていると報じている。

発端となったのは8月25日、上海申花対山東魯能の一線に上海のコロンビア代表MFジョヴァンニ・モレノが欠場したこと。「私的な理由」と説明されたが、後にアルゼンチン・メディアが前所属クラブのラシンに移籍金が払われていないことを暴露した。話としてはここまでなのだが、「ひょっとして上海申花、金がないんじゃね?」→「じゃ、ドログバとアネルカの給料も払えないよね」→「払えないなら退団だ」と話題がふくらんでいった次第。

「中国サッカーバブルの崩壊早すぎwww」と早合点したくなるが、資金難よりももうちょっと面白い状況があるようだ。網易フィナンシャルタイムズ中国語版の報道を総合すると、背景にあるのは株式所有権をめぐる争いだ。

上海申花といえば、ネットゲーム企業・第九城市を率いる朱駿氏のワンマンオーナーっぷりが有名。どう見てもペイしなそうなドログバ、アネルカ獲得も朱氏の鶴の一声で決まったと言われる。ところが上海申花の株式保有率で見ると、朱氏は28.5%を所有しているに過ぎない。残るは上海市の国有企業5社が保有している。

2007年の取り決めでは3年以上連続で朱氏が年5000万元(約6億5000万円)以上 投資した場合、株式の75%は朱氏のものになるという取り決めだったという。投資そのものは達成されたが、2012年現在も株式譲渡は果たされないままでいる。

何がネックになっているのかについてははっきりとは分かっていないようだ。国有企業の資産移転にはお上の認可が必要だということ、譲渡をめぐる条件で同意ができなかったことなどがあげられている。しかし朱氏は譲渡を認めさせるべく、「株を譲渡しないのなら株式比率に基づいて資本注入せよ」「いやなら俺は経営から手を引く」云々とゆさぶりをかけていたという。今回のモレノの移籍金未払いもそうした戦術の一環だった可能性がありそうだ。

またフィナンシャルタイムズ中国語版によると、上海申花が所有する練習場はまもなくオープンする上海ディズニーランドの付近にあるということで、そのお値段も80億元(約1040億円)にまで高騰しているのだとか。サッカーバカ・オーナーを装った朱氏が実は練習場の土地に目を付けて、ドログバとアネルカを見せ金にバトルを繰り広げている……といった嫌な見方もできそうだ。

国有企業とのバトルについては朱氏側から積極的に情報が明かされているというが、何が本当の問題となっているのか、2007年の取り決めでは株式譲渡の条件がどのように設定されていたのか、などについてはまだまだ不透明な点が多いもよう。

ワールドクラス2トップを擁しながらも勝ち点27の10位に低迷する上海。岡田監督率いる貧乏・杭州緑城も勝ち点27の11位と肉薄しており、降格争いにも巻き込まれている。ドログバ・アネルカ、低迷、経営問題と騒がしすぎる2012年シーズンが続いている。

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