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【小ネタ】【写真】青龍偃月刀を持った“無業の輩”軍団、建設現場作業員に大敗北すの巻―中国

2012年12月09日

関羽ばりに青龍偃月刀を持った、20人の男たち。武器を手に建設現場に殴り込みをかけたが、現場作業員返り討ちにあう事件が起きた。2012年12月8日、西安晩報が伝えた。


20121209_写真_中国_青龍偃月刀_

事件が起きたのは陝西省西安市未央区韓家湾村。いわゆる「城中村」というやつで、街の拡大に伴い市街地の一部となった農村である。今年8月から再開発プロジェクトが始まり「城中村」状態が解消されることになった。だが、それを不満に思っていたのが村民の張。理由は報じられていないが、立ち退き補償金が満足いくものではなかったとかそんなところだろう。かくして張は”無業の輩”20人を雇い、工事をたびたび邪魔していたという。

決戦となったのが10月6日。夜11時ごろ、”無業の輩”軍団はぴかぴかの青龍偃月刀を手に工事現場に殴り込んだ。青龍偃月刀は長さ1.5メートルのパイプに、幅5センチ長さ35センチの刃をつけたもの。刃はしっかり研がれていたという。

真夜中にこんな武器を持った輩が乱入してきたら、もはや応戦するどころではないように思うのだが、この建設現場作業員の根性はちょっと違ったようだ。

通報を受けて警察が現場に駆けつけたところ、そこにいたのは重傷を負って動けなくなっている“無業の輩”2人と破壊された車、そして26本もの青龍偃月刀が捨てられていたという。作業員にぼこぼこにされ、”無業の輩”軍団は仲間も車も捨てて全員逃げ出したようだ。事件以来、警察は捜査を進めており、すでに16人を逮捕。なお4人が逃走している。

よくある筋書きの話だが、ぴかぴかの青龍偃月刀の写真がなんともすばらしい。記事「文明マフィアになろう!実業家からマフィアに業務転換した農村青年―中国」でも、おそろいの狼牙棒をそろえたマフィアの話を扱ったが、凝り性の人はトラディショナルな武器にこだわってしまうのだろうか。まあ、確かに青龍偃月刀にせよ、狼牙棒にせよ、見た目のインパクトがすごいので、威嚇効果はバッチリかもしれない。



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