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慈善バザーを開いたらニセ札がごっそり集まったでござる……外国人の弱点ついた犯行―中国

2012年12月10日

広東省広州市で外国領事館による合同慈善バザーが開催されたが、なんとも中国的なオチがついて話題となっている。


■慈善バザーとニセ札

8日、広東省広州市で、各国領事館による合同慈善バザーが開催された。障害を持つ中国の児童を支援金を贈るのが目的だ。 バザーは33万元(約429万円)を売り上げる成功を収めたが、ちょっと残念な事実も明らかとなった。2012年12月9日、南京日報が伝えた。

20121210_写真_中国_ニセ札_

というのはバザーで多額のニセ札が使用されていたことが判明したのだ。いずれも同じ番号の、100元の新札だったという。発見されたのは全部で50枚。韓国領事館だけで8枚のニセ札が見つかっている。中国では全国民が達人級のニセ札識別能力を持っているが、外国人がやるバザーならば使いたい放題と犯人は考えたのだろうか。

現場を取材した羊城晩報記者は、チリ領事のがっかりした表情を目にしたとマイクロブログに書き込んでいる。


■偉い人の自爆つぶやき

ここまででも十分がっかりできる話だと思うのだが、さらに追い打ちをかける話が。

元国家統計局副局長の賀鏗さんのつぶやき:
外国人が本当に良いことをしたいなら自国で慈善バザーやれよ。中国でバザー開いてもそりゃニセの善行だろあいつらがバザーで集めた33万元って中国人の金じゃん。外国の領事館が慈善バザーとかやるのってさ、そりゃ中国人に恥をかかすためやろ。
21世紀網、2012年12月10日 

この賀鏗さん、国家統計局の元副局長にして、中国の衛星政党・九三学社の副主席、中国統計学会副会長という、なかなかに偉い人。その偉い人からしてチャリティーについてあんまり理解がないことを満天下に示す一件となった。ネット民の中には「慈善バザーにニセ札」に加えて恥の上塗りになったと厳しく論評する人も少なくないようだ。

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