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日本防衛相が中国機への発砲を許可?!中国マスコミ騒然の朝日新聞による“誤報”について

2013年01月16日

■日本メディアが日中の戦争を引き起こそうとしているようにしか見えない件について■


■2013年初頭、日本の相次ぐ挑発行為が戦争の危機を高めた……中国的理解

先日、中国から日本に来たばかりの中国人の友人と会った。「今は中国では何が話題かい?やっぱり大気汚染かな?」と適当に話を振ってみると、「ま、それもあるけどね、やっぱり日本との開戦間近という話かな」と答えられた。日本的には昨年9月の反日デモが一段落してから日中情勢は落ち着いているように思えるかも知れないが、中国の報道空間にいると、2013年の年初から相次ぐ日本の挑発行為により、日中は開戦間際というイメージとなる。

このかけ離れた構図を作り出したのは、日本の大手マスメディアの”煽りっぷり”といっても過言ではないかもしれない。

とりあえず15日付朝日新聞記事が出した騒ぎについて取り上げたい。16日付日本報道検証機構、16日付週刊オブイェクト、16日付ブログ・メモノメモの記事123を主に参照した。


■朝日新聞の極悪煽りタイトルで中国メディア爆釣

2013年1月15日、朝日新聞デジタルは「領空侵犯に信号射撃 対中国で防衛相方針と題した記事を掲載。中国メディアは「日本政府が警告射撃の方針を明確に表明」と報道し、大変な騒ぎとなった。

タイトルだけみると、日本の小野寺五典防衛相が「信号射撃」という単語を含む言葉を発言したように思えるが、実際の発言は

Q:つまり、中国の飛行機が日本のいわゆる領空に入ってきた場合、この警告射撃ということは、ありうるということでしょうか。
 
A:どこの国も、それぞれ自国の領空に他国の航空機が入って来て、さまざまな警告をした中でも退去しない、領空侵犯を行った場合、これはそれぞれの国がそれぞれの対応を取っておりますし、我が国としても、国際的な基準に合わせて間違いのない対応を備えていると思っています。


というだけのもの。

実は朝日新聞自体も本文にはしっかりと大臣本人の言葉で回答を書いているのだが、まるでウェブニュースのような煽りタイトルに中国メディアが爆釣。「日本め、またまた中国を挑発する気か……開戦やむなし!」と中国ネトウヨの皆さんの血圧を高めたのであった。

2013/01/17追記:
ブログ・メモノメモを運営するpelicanmemoさんからご指摘を受けた。上述朝日タイトルは変更されたもので、当初のタイトルは「防衛相「領空侵犯、信号弾で警告」 中国メディア質問に」だったという。このタイトルだとカッコ内の「領空侵犯、信号弾で警告」は防衛相の発言ととるのが自然だろう。当初タイトルの場合だと、煽りというよりも誤報に性質が近いのではないか。


■中国側から訂正、朝日の“誤報”を認定

普段ならこの手のデマ、誤報が中国側から訂正されるケースは少ないのだが、「開戦一直線」の超絶危険球にびびったのか、粛々と訂正が続いた。

16日未明、警告射撃発言について質問した本人である、香港フェニックステレビの李淼記者がマイクロブログで、上述防衛省サイトにリンクを貼って、朝日の”誤報”を指摘した。16日午後5時には人民網に「日本防衛省は中国航空機に警告射撃するとは表明せず=日本メディアの関連報道は誤報」との記事まで出現している。


■中国メディアの日本語力

というわけで、日本を代表する大新聞・朝日が凄まじい誤報をやらかした、日中を戦争に追いやる気か、と日中双方からぶったたかれているわけだが、ちょっと弁解すると中国メディアの日本語翻訳担当者の能力不足も背景にある。

この「領空侵犯に信号射撃 対中国で防衛相方針」というタイトルだが、新聞を読むのに精通した人だと、新聞のタイトルの付け方として前半と後半は基本的に主語が分断していることを理解しているはずだ。つまり「領空侵犯に信号射撃」と言ったのが防衛相だとは限らない。わかりづらい話だが、中身を読めば「国際的な基準に合わせて間違いのない対応を備えている」という防衛相の発言を演繹すれば、国際的な基準通りに警告射撃するという話に朝日がタイトルを膨らませたのだということが理解できるはずだ。というわけで、この件だけで、誤報、戦争を煽ったとまで言うのは厳しいかもしれない。


■それでもやっぱり朝日を許せない

が、やっぱり私は朝日を、というか、最近の日本メディアの報道を許せない。というのも、冒頭で述べたような「開戦間際と中国メディアが騒いでいる情勢」を作り上げるにあたり、日本メディアは相当大きな役割を果たしているのである。今回の件だけならば許してもいいのだが、この半月の緊張関係を考えれば朝日のタイトル付けは許されない暴挙ではないか。

長くなってしまったので、年初の緊張情勢については記事を改めたい。ただ、ちょっと言っておきたいのは日本のマスコミは業界の仁義なのか、他紙の誤報については触れないようにしているようだが、速やかに訂正報道を出す意味でも「**新聞はこんな報道しているけど明らかな間違い。ばーかばーか」とがっつり報じて欲しい。

また今や日本語の記事も中国語の記事もあっという間に相手国に翻訳されたり、積極的・消極的誤読されたりして伝わる世の中であることを大手メディアは理解するべきだろう。タイトルと本文で言っている内容が違う煽りタイトルするのは、東スポやKINBRICKS NOWなどのウェブニュースに任せて欲しいのだが……。

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トラックバック一覧

  1. 1. ここは酷いレインフェイカーですね

    • [障害報告@webry]
    • 2013年01月18日 19:59
    • 気象を操作したいと願った人間の歴史紀伊國屋書店 ジェイムズ・ロジャー・フレミング Amazonアソシエイト by 昔から人類の夢だよね。そういう歴史を振り返りながら 人工降雨に関しての詐欺みたいなのが蔓延った話とか 気象操作の軍事利用などの歴史を振り返っている 結

コメント一覧

    • 1. 三毛猫
    • 2013年01月17日 14:52
    • 朝日の誤報も許せないですが毎日新聞も同様で
      ノーベル賞経済学者の言葉をねじ曲げて安倍さんをばかにしてるような印象だった。
      そのねじ曲げた記事「アベノミクスは深く考えてやってないだろうが結果的に正しい」とアナが読むと
      みのもんたは厳しい事言われてるねと嬉しそうだった。
      他のコメンテーターも否定的なコメントばかりで放送法なんて守る気ないあさずば。
    • 2. Chinanews
    • 2013年01月20日 23:25
    • >三毛猫さん
      コメントありがとうございます。
      アベノミクスがらみも偏見いっぱいの話が多くていやになりますね。
      みのもんたは……いつもと同じすぎてあんまり何にも言う気にならなかったりw
    • 3. 日本人
    • 2013年12月23日 12:06
    • 反日マスゴミは、全て淘汰されるべき。

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