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アニキ、お疲れさまです!売官で懲役11年の市政府トップの出所にかつての仲間が駆けつける(水彩画)

2013年02月19日

■元省委副書記出所にお友達がお出迎え■


汚職で刑務所入りし、お勤めを果たして出所した元省委副書記の出所に、副書記お世話になった方々が出迎えたというヤクザ映画のようなお話。

山西省元省委副書記侯伍傑が出所地元官僚、炭鉱経営者らが列を成して出迎え(21cn、2013/2/16、記事はすでに削除済み、グーグルのキャッシュはこちら


■“売官王”侯伍傑さん、官位を売りまくって7億5000万円をゲット……懲役11年に

2000年に太原市委書記を務めていた侯伍傑さん。売官というサイドビジネス(?)に全力投球していたようで、同市公安局副局長(当時)の邵建偉から合計88万元あまりをもらって公安局長の職を売った容疑で、2006年に懲役11年の判決を受けています。省都である太原市の市局長は省公安庁副局長も兼任しますので、貢いでもリターンが見込めるのでしょう。

当時の省紀律検査委担当者は「少なく見積もっても5000万元の収入はあった」と証言しています。公安局副局長だけから頂いていたのではなく、市のあらゆる中堅幹部から余すところなく頂いていたようです。(正義網、2006年9月25日)

例外なのが信訪局長と档案局長の2人。共に「清水衙門」(清廉な部局)だからという理由ですが、ホントかしら。省都とはいえ公安局の副局長あたりが88万元相当の金品と現金を用意出来るのも驚きですが、「罪を認め、後悔しており、汚職で得たもの全てを手放しており、情状酌量の余地あり」という理由で判決が軽くなったというのはもっと驚き。

判決を受けた2006年の時点で当然双規処分も受けており、政界復帰も出来ない年齢(当年68歳)となって、引退するしかない身であるはずの侯伍傑がなぜこれほどの扱いを受けるのでしょうか。そも売官で5000万元(約7億5000万円)をゲットしておきながら、返還したのは容疑がかけられた88万元(約1320万円)だけという……。


■アニキ、お疲れさまでした

20130219_写真_中国_

さて、問題の出所直後の写真がこちら。新浪微博経由で盛り上がっているようです。逆に言えば、ソースは微博しかないのです。英雄の凱旋帰国のごとく迎えられ、爆竹が盛大に鳴らされたとか。各地のメディアも「おかしい」と批判記事を書きまくっているのですが、本人を罪に問うのは無理ですし、批判だけで終わっちゃうのかしら。

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*本記事はブログ「中国という隣人」の2013年2月17日付記事を許可を得て転載したものです。


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