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中国発のモバイルコミュニケーション・アプリ「Wechat」がインド進出、インド映画風の歌うCMを公開(osschina)

2013年05月24日

■微信(WeChat)がインドに正式進出 TVコマーシャルの放送も開始■


■携帯コミュニケーション・アプリの巨頭Wechat、インドに進出

テンセントの微信(WeChat)、4億アカウント越えを果たし、中国発のITサービスとは異例のペースで海外展開を狙うこのサービスがインドに正式進出。ムンバイで立ち上げイベントも開催しました。

20130524_写真_中国_インド_1

すでにCafe Coffee Day、Big Bazaar、Tradusなどのインドの企業が、WeChatにオフィシャルアカウントを開設、マーケティングに利用しています。またTVコマーシャルによるPRも始まりました。



インド映画風の歌うCMで、出演者には俳優Varun Dhawanさん、女優Parineeti Chopraさんを起用しています。がイメージキャラクターとして同コマーシャルにも出演しています。このTVコマーシャルが示すとおり、微信(WeChat)のボイスチャット機能”Hold-to-Talk”を、インドでは前面にアピールしていくようです。


■2Gユーザー対応が問題に
 
音声通信のやり取りということで2Gユーザー攻略が鍵になる、としているニュースもありました。 というのもインド市場は8.62億人ほどの携帯電話ユーザーがいるそうなのですが、3Gユーザー率はわずか10%程度で残りの90%は2Gユーザーなのだそうです。

2G回線となると通信速度の遅さがネックとなります。音声チャットのやり取りなどはデータ圧縮などで対応していくことになるでしょう。ただしスマートフォン向けのリッチなユーザーインターフェイスを2Gユーザー向けにどうするのかも懸念材料。

例えば微博(マイクロブログ)では、2Gなど低速接続ユーザー向けに、シンプルなWAP接続ページが提供されていました(下図参照)。

20130524_写真_中国_インド_2
 
Wechatも同様の取り組みをするのかが気になるところですが、個人的にその可能性は非常に低いと思っています。
 
というのも、本国・中国でも3Gユーザーの比率はまだまだ低いのですが、Wechatは低速ユーザー向けの対応をしていないためです。中国の3Gユーザー数は2013年3月末時点で25%。微信(WeChat)がサービスを開始した2011年初頭時点では10%程度しかありませんでした。


■インドのソーシャルメディア事情

さて、最後にインドのソーシャルメディアの状況について少し触れましょう。We Are Social社がSlideshareに公開している資料によると、

20130524_写真_中国_インド_3

昨年11月末時点で人口は12億人強。うちインターネットユーザーは1.37億人、ソーシャルメディア人口は6000万人強とのこと。6000万人強というのは中国市場に比べて約10分の1ですが、ただし年率52%と驚異的なペースで利用者は増えているそうです。インドで一番利用されているソーシャルメディアはFacebook。うち30%はモバイルからのアクセスだというデータもあります。

利用率が低いというのは浸透に時間がかかる恐れがある反面、爆発的普及を期待できる部分もあります。今後の更なる展開に注目していきましょう。

参照記事:PCONLINEthinkdigitindiatimesインド新聞

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*本記事はブログ「中国ソーシャルメディア雑記」の2013年5月22日付記事を、許可を得て転載したものです。

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