中国、新興国の「今」をお伝えする海外ニュース&コラム。
2013年06月04日
■このタイミングで言うてもなあ
訪中している親中政治家オールスターが、劉雲山・王家瑞・唐家センらと会見。会談の席上、団長の野中広務氏が「田中角栄元総理から棚上げと聞いた」と、まあみんな知ってるけど日本の政府見解とは異なる事実を披露しちゃった模様。
(朝日新聞)
■六四モードなので構ってられない
日本では大騒ぎになるであろう野中発言の一方で、中国側は軽く発言に触れただけで、スルー気味の模様。
(新華社)
■勉強になります
今年で24周年となる天安門事件発生日(六四)を前に、微博で規制がかかったワード一覧、「天安門事件規制ワード特集」。
「64」「89」のみならず「63+1」「65-1」「24年」なども規制の対象に。
他にも「今日」「明日」「あの日」「あの年」「特別な日」「パーティー」「記念」なども一網打尽にされており、もはや何を規制したいのか全くわからない(笑)。
画像もパンチのきいた含意が入ってます。
(中国数字時代)
■職業選択の自由、アハハン
元北京市党委書記で江沢民の政敵だった陳希同(汚職で党籍剥奪)が、6月3日に癌で死去していた模様。なお時期が時期なだけにその死は厳秘とされ、火葬手続きの書類には職業欄に「カメラマン」と記入されたそうな。
(博訊網)
■お家芸発動
現在香港で展示中、大陸でも大人気の巨大アヒル(正式名称はラバーダック)の作者であるオランダの芸術家、フロレンティン・ホフマン氏がウォールストリート・ジャーナルのインタビューに答え、「香港では6月9日まで展示して、次の展示はアメリカ。つまり中国で泳いでるのはみ~んな偽物だよ、全く。」とお怒りの発言をした模様。
ラバーダックin香港。空気が抜けて「すわ、鳥インフルか?」とネタになったのは記憶に新しいところ。
(WSJ)
■一番最後(笑)
ということで、制作者本人に否定された中国各地の「盗版巨大アヒル」シリーズです。
武漢(大分小さい)
杭州(ちょっと小さい)
西安(顔がむしろチキンラーメン)
銭塘江(細い)
天津(横転してる)
しかし、その後救出!
佛山(塗りが雑)
佛山その2(MINIの正規ディーラー店 進撃の巨人???)
東莞(爆笑)
(紅網)
■声上げて笑った
さらには中国PS職人による、こんなコラまで出てきた模様。。。
(黄河新聞網)(中国住みさんツイート)
■仕入れ先発見!
淘宝網でも巨大アヒルが販売されているのを確認。お値段は高さ3mで3680元(約60,000円)から、本家を大きく超える20mのものは何と149,800元(約240万円)。でも偽物。
(淘宝網)
■規制の元凶は多分これ
大陸の巨大アヒル(全部偽物)がこんなに大騒ぎになり、微博で規制までされはじめたのは、人民日報にニセ巨大アヒルの乱立を批判する記事が掲載されたことが原因の模様。
*本記事はブログ「The Useless Journal of CHINA」の2013年6月4日付記事を許可を得て転載したものです。