■山村のそのまた山奥にある民家が売春宿に、独り身のおじいさんたちがエッチのために山を登る■

壮族村寨 / utpala ॐ
おばさんが山中で売春、お代は1回20元=顧客は中高年ばかり
人民網、2013年8月12日
広西チワン族自治区賀州市の山村で売春宿が摘発された。警察は山中にある民家に外地からやってきた中年女性、現地の老人が頻繁に出入りしているとの情報を入手。調査の結果、この民家は売春拠点であると判明。8月7日に民家を捜査し、管理人の男性1人と売春女性4人を拘束した。
管理人の謝が供述するところによると、人目につかない民家を使えば売春宿を経営できると思いつき、村外から中年女性を連れて来て村の高齢者向けに売春宿を経営していたという。料金は1回20元(約330円)。管理人はうち2元(約33円)を手数料としてとっていた。
安い売春宿ができたことで、山村に住む独身の高齢者たちは山を登る苦労も顧みず、どっと押し寄せた。商売があまりに人気となったことで警察に目を付けられ、御用となった。謝は売春客引き容疑で起訴される見通し。4人の女性は5日間の行政勾留を科された。
中国のド田舎の山村で売春宿が摘発された事件が話題となっている。中国の売買春というと、都市部のわかりやすいソレが話題になることが多いが、農村にだって需要はある。むしろ摘発されてニュースになるほうが珍しいというべきか。高齢者たちがエッチのためにがんばって山を登っていく……というシチュエーションのおかしさがニュースバリューになったためだろう。また農村に住む独り身の高齢者相手の売春宿という話に同情するネットユーザーが多く、警察が客と女性の写真を公開したことを批判する声も少なくない。
2011年に東京で開催された中国インディペンデント映画祭で、「
独身男」という中国映画を見た。ある田舎の村に住む高齢の独身男が売り飛ばされた若い女性を妻として買ったことから始まる騒ぎをコメディとして描いたもの。他にも村長の妻の売春(息子の学費を稼ぐため!)やら田舎町まで売春に行くエピソードなど、中国の田舎の性事情がよくわかる良作だった。
実際、この手の話が珍しいことではないのは処罰でもよくわかる。売春女性4人は軽微な犯罪にのみ適用される行政勾留(裁判を経ずして執行できる拘留刑)を食らっただけで、ほとんどおとがめなしのような罰則で終わっている。
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