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入学手続きには親の肩書きが必須、こんなにに違う日本とロシアの入学手続き(タチアナ)

2013年10月13日

■日本とロシアは入学手続きも違う!■

I.L.E - mars 2002
I.L.E - mars 2002 / abdallahh


■日ロで全然違う入学手続き


息子のゆうきがロシアの学校に半年間だけ通って、その後すぐ日本の小学校に転入したので、私は短期間に両国の小学校の手続きを経験することになりました。比べてみると、同じ(?)公立でも、学校側が求める情報が日本とロシアでは違いがあって、興味深かったです。

例えば、ロシアの小学校は病院のカルテが必要で、それを取得するまでの私の苦労についてこのブログの「何もかも問題化するロシア」の中に書いています。一方、日本の書類では、今までの予防接種などを母親の私が書いて終わりでした。

逆に日本にあってロシアにはないものとしては、自然災害に関するさまざまな記入用紙が挙げられます。例えば、いざというときに家族がどこに避難するかなどの情報は、地震のないニジニでは求められることはまずありません。これはもともと国の事情が大きく違うわけだから当然と言えば当然です。


■ロシアの入学手続きには親の学歴、会社での職位も必要

しかし、日本とロシアでは意外な違いもあります。例えば、保護者に関する情報として日本では勤務先と電話番号だけで十分なのに、ロシアではなぜかさらに詳しい情報が求められます。

まず、両親の最終学歴です。ただし、学校側が知りたがっているのは「中卒」「高卒」「大卒」などのように、どこまで勉強したかということだけで、学校名は要りません。そういう情報は一体なぜ必要でしょうか?あくまでも私の推測ですが、学校側としては、保護者たちがどこまで子供の勉強をみてくれるかということを知りたいんだと私は思います。つまり、大卒の親であれば、子供にも大学に進学してほしいはずだから、より教育熱心だと期待できる。多分、そういう発想だと思います。

もう一つ日本の公立小学校にはないことですが、ロシアの学校の書類では、両親の会社の肩書きを記入することになっています。さきほどの学歴と一緒でこの情報は私が子供だったときも求められたし、昨年ゆうきをロシアの小学校に入れるときも記入させられました。


■「役に立ちそうな保護者」を探している?

またまた私の推測ですけれども、こうして学校側が「役に立ちそうな保護者」を探しているのだと思います。つまり、父親が社長だったら学校への寄付を期待できそうだとか、バス会社の偉い人だったら遠足にバスの提供をお願いできそうだとか、お菓子メーカーの重役さんならお正月のイベントにお菓子を提供してもらえる可能性があるなどです。ちなみに、タチアナの両親は二人とも研究職だから、先生の頭の中では「教育熱心」だけど「(勉強以外では)使えない」というふうに分類されていたのでしょう。

では、日本とロシアの手続きで一番大きな違いは何だったのでしょう?実は、それは記入用紙でした!日本ではどの書類も決まったフォーマットがあるのに、ロシアではフォーマットがあったのは、病院で作成されるカルテぐらいで、後は全部真っ白な紙でした。保護者の皆さんが何の制限もなく自由自在に書いているところを見ると、ロシアらしい!と思ったことを今でもよく覚えています。

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*本記事はブログ「ロシア駐在日記」の2013年9月22日付記事を、許可を得て転載したものです。   


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