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中国企業の大発明「3Dプリンターで住宅建設」のがっかり真相

2014年05月01日


3Dプリンターで住宅建設 コストは半分」という記事が話題です。中国企業の開発で、「上海の企業が高さ6メートル余りの巨大な3Dプリンターを使って建設しました。セメントに、ガラス繊維や建築廃材などを混ぜて作った特殊な建材を何層も塗り重ねて壁などを造り、その後、屋根や窓を取り付けて完成させたということです」という代物。

建設現場に巨大な3Dプリンターを設置して家をプリントするのでしょうか、それとも工場で家をプリントした後トレーラーで運ぶのでしょうか。ともかくすごい発明です。


記事には写真がないのが残念なところ。この素晴らしい技術の写真を一目見たいと探したところ、IBTIMES中文版が掲載しています。それが以下の写真です!!!

20140501_写真_3Dプリンター_1



………なんかだいぶ予想と違いますね。ひょっとして人型3Dプリンターというさらに未来的な発明なのでしょうか?

実は「3Dプリンターで住宅(の部品)を作る」という話とのこと。工場でモジュールを作って現場ではがすがすつなぎ合わせるだけという工法は何一つ珍しい話ではありませんが、

・コンクリの破片とガラス繊維という廃材をリサイクル
・3Dプリンターでモジュールが作れるよ。特殊な形のモジュールも一点物で作成可能
・コンクリの壁に見えるけど、中空構造にすることが可能。分厚い壁に見えて中はすかすか。空気が中に入った断熱効果がある壁になるんやで。

というのが売りなようです。建築現場にうといのでこれが本当にすごい発明なのか、絵の具を塗りたくるようにして作る建材の強度はいかほどのものかなどなど、分からない点でいっぱい。しかも実際に作ったモデルハウスがこんなんだと

20140501_写真_3Dプリンター_2

中国の誇る人海戦術的レンガ積みでも、あっという間に作れるんじゃないのという疑問が……。

ともあれ、未来はまだまだ遠いわけですが、作っては壊しを繰り返している中国にとっては新たな建材再利用の道が見つかるのはステキな話なのかもしれません。

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