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【小ネタ】本当は怖い中国のマンホール=竹筋コンクリートと0.4センチ極薄タイプ(高口)

2014年08月10日

「マンホールに気をつけろ」

中国に行く人にボクが送るアドバイスです。というのもマンホールが“消失”しているケースがしばしばあるため。私のようにお腹がつっかえる人間ならば大事にはいたらないかもしれませんが、そのまま落下してしまえば命にかかわる一大事であります。

以前、日本でもマンホールの蓋やら銅線やらさまざまな金属製品が持ち去られる事件が話題となりましたが、本家・中国ではまだまだ盛んなようです。

ただ私もまだまだ甘かったようで、「たとえマンホールがあるように見えてもそれだけでは安心してはならない!」ことが明らかになりました。

海南省海口市のとある開墾プロジェクトの現場。水道バルブを収納した側溝の蓋を踏んだところ、鉄筋コンクリート製の蓋にパキッと亀裂が入ったとのこと。太りすぎた?!そんな馬鹿な?!と亀裂を見てみると、飛び出してきたのは鉄筋ならぬ竹。中国には「偷工减料」(手抜き工事、材料減らし)という言葉があるのですが、鉄筋を竹に置き換えるというわかりやすい手抜きが行われていたそうです(法制晩報)。

20140810_写真_中国_マンホール_2


竹筋コンクリートなら亀裂が入るぐらいで済むのでまだましかもしれません。湖北省武漢市でよりデンジャラスなエピソードが。こちらが厚さ4ミリのぺらぺらのマンホール蓋。簡単に穴が空くという脅威の一品です。中国メディアが施工業者を取材したところ「激薄マンホールは複合材料なんです」と一切悪びれない答え。金属製ではないので盗まれないというなんともステキなメリットを持っている。ただし強度は弱いが、人間が歩いて通る分には問題ないというのが業者の言い分。壊れているのは車が歩道を通ったためでしょうと説明している(長江日報)。

20140810_写真_中国_マンホール_1


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 コメント一覧 (1)

    • 1. pi
    • 2014年08月14日 04:12
    • そのうちコンドーム並みに薄くなるはず

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