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あなたの知らない中国新常識「転んだ老人を助けると訴えられる」は事実だったと人民日報(高口)

2015年10月17日

あなたの知らない中国新常識。

「転んだ老人を助けると訴えられる。」

これは2006年に南京で起きた彭宇事件がきっかけになって広まった、中国の新常識です。バス停で転倒したおじいさんを助け起こした親切な青年、彭宇くん。ところがおじいさんは感謝するどころか、おまえが突き飛ばしたんじゃ!と告訴。裁判所も「君が突き飛ばしたんじゃなけりゃ、助け起こす理由はないよね?だから有罪」という驚異の一審判決を下し、大変な話題となりました。

その後、「本当は彭宇くんが突き飛ばしていた。彼が一審判決後にネットマーケティング企業に依頼して事件を大騒ぎにして無罪を勝ち取ろうとしていた」などという裏話も出て、大変カオスな状況となっているのですが、ともかく「転んだ老人を助けると訴えられる」は中国の新常識として定着してしまったわけです。なので善良な人でも助けおこさないとか、助け起こす前に現場写真をスマホでとっておいて、自分の責任じゃないという証拠を確保してから助け起こすとか、人情砂漠な状況に。


ですが、本当に訴えられるのでしょうか?みんなが怯えているだけじゃないの?

という話が16日付人民日報に載っていました。で、取り上げられた数字がなんとも恐ろしいと話題に。

今年9月まで起きた「転んだ老人を助けると訴えられる」事件149件を分析したところ、そのうち80%は監視カメラ映像などで真相が明らかになったとのこと。32件は実際に助け起こした人が突き倒していた、そして84件は善意で助けた人が訴えられていたことが判明したそうです。

というわけで、「転んだ老人を助けると訴えられる」は都市伝説じゃなくて事実だったと判明。彭宇事件のインパクトは大きく、一般市民に「助けてはならない」という新常識が広まった一方で、一部のご老人には「助け起こされたらとりあえず訴えてみよう。お金がもらえるかもしれないぞ」という知識が普及してしまったということなんでしょうね。

というわけで、トホホな中国新常識でした。

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コメント一覧

    • 1. ちゃいな
    • 2015年11月03日 13:42
    • 流石中国!心が歪みまくり。そんなんだからウイグル蹂躙とか気にならないんだろうな。志那と鄭は助けなくて良いというのが世界の常識になる日も近い。

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