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アメリカ の記事

米国が守った地域秩序が中国経済の成長を支えた=クリントン講演を読む―政治学で読む中国

2011年01月17日

胡錦濤訪米についてのクリントンン演説

20110116_clinton
ロイターの報道。

以前、ある1つの物事があっても、それをどう見るか、どう報道するかによって全く違ったもののようになってしまうという記事を書きました(温家宝首相のラジオ出演2)。クリントン国務長官が、14日に、中国の胡錦濤国家主席の訪米を控え演説を行ったのですが、この報道の仕方が大変興味深かったのでこれについて少し。

まずは中国共産党系の『環境網』からですが、「アメリカは力をつくし、中国と共に21世紀における積極的で全面的な米中関係を建設していくことを強調した」となっております。記事の内容を一言でいうと、胡錦涛訪米によって米中関係がよくなることを期待します、だから、アメリカは胡錦涛訪米を歓迎しております、という感じの記事です。

*当記事はブログ「政治学に関係するものらしきもの」の許可を得て転載したものです。

ポスト韜光養晦時代の中国=20年ぶりの外交方針転換がもたらすもの―政治学で読む中国

2010年12月29日

中国外交記事2題

中国外交に関する外国の新聞記事を中国国内に紹介する記事があって、大変興味を引かれたので、それについて少し。


邓小平 / ComerZhao


1つめは、『環球網』に掲載の記事で、バングラデシュの『毎日星報』に12月25日に掲載された前バングラデシュ国連大使の書かれてものを要約したものです。米中関係に対する論評で、一言で言えば、アメリカ国債も大量に保有しているし、中国の安い商品を愛用しているアメリカ人も増えてくる等、中国が力をつけてきたので、アメリカの中国に対する影響力も減ってきているという内容です。
外国メディア:中国の台頭は米国の対中影響力を削いだ=より頻繁に米国に「ノー」と言えるようになった(環球網)
*当記事はブログ「政治学に関係するものらしきもの」の許可を得て転載したものです。

日中韓が米高速鉄道プロジェクト受注めぐり暗闘=セットでの融資提供を表明―中国紙

2010年09月17日



Trains / 22n


2010年9月16日、中国経済網は記事「日中韓が米国高速鉄道プロジェクト受注めぐり暗闘=争って融資提供へ」を掲載した。以下はその抄訳。

今年初頭、米国のオバマ政権は高速鉄道13路線の建設を発表した。財政出動計画から80億ドル(約6870億円)が初期資金として確保されている。カリフォルニアのプロジェクトが最も規模が大きく、総路線長は約1600キロに達する。このビッグプロジェクト獲得に各国はしのぎを削っている。
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